いつぞやロードバイク初心者へビンディングペダルをオススメする記事を書きました。
そこではSPD、SPD–SLなどをひっくるめたビンディングペダル全般についてオススメする記事を書きました。
そしてこの記事はビンディングペダルを使ってみたい!興味がある!という中でも
ロードバイク用のビンディングペダルはシマノのSPD–SLをオススメ!
こういった内容でお話します。
もちろん個人の趣味嗜好に大きく関わるところなので、異論がたっぷり出るでしょう。
私もシマノSPD–SLが非の打ち所がないと言うつもりは毛頭ありません。
あくまで私という1個人の意見である点をご了承ください。
申し遅れました、自己紹介を簡単に
- 2児のパパローディー。ロードバイク歴は約10年
- ビンディング歴は約9年。そのうち半分以上をSPD–SLペダルを使用
- アルテグラペダル欲しいが、強靭過ぎる105ペダルも神だと思っている
それでは早速私がシマノのSPD-SLをオススメする理由がこちら
- ペダルやクリートなどのパーツが比較的手に入りやすい
- ペダルやクリートなどの商品ラインナップが豊富
- シマノ以外でも互換性のある面白いパーツがある
順番に解説していきます。
それと併せて購入時に気を付けないといけない点と、SPD–SLのここがイマイチってところも綴っていきます!
オススメ理由1 ペダルやクリートなどが比較的手に入りやすい
これは言うまでもなく、世界に誇る日本企業の1つ、シマノさんが出すビンディングシステムである点からです。
ロードバイクを取り扱うショップは世間的には多くないものの、その多くというかほぼ全てで取り扱いがあると言っても過言ではないでしょう。
入手難度が低いことのメリットは、ライド中のトラブルへの対応が容易になる点です。
これは私の経験ですが、ビワイチ中にやたら右足の固定がぐらぐらするなと思ったら
クリートを固定する3本のネジのうち、1本がなくなっており、他の2本もグラグラ。
その時は気付いた直後、すぐに2本のネジを締め直して走り切り、帰宅後にクリート交換しました。
もしもここでクリートが割れていたり、ネジが1本だけしか残っていないなど、交換するかない状況だったら、近くのショップに駆け込んで新しいクリートを購入したでしょう。
ペダルやクリートで完全に走れなくなる、こんなトラブルは滅多にありません。
しかし人とロードバイクの接点であるペダルのトラブルは、ちょっとしたものでも走りへ大きく影響するため、「トラブルへは早急に対応できる」この事実は大きなメリットです。
オススメ理由2 ペダルやクリートなどのラインナップが豊富
シマノSPD–SLにはエントリーモデルからプロユースモデルまで多くのモデルがラインナップされています。
エントリーモデルはペダル7~8千円くらいから、クリートが2千円あれば購入できるので、1万円あればとりあえず試すことができます。
上位グレードに上がるにつれ、材質が変わる、軽くなる、軸の回転性能が・・・だのいろいろあるらしいですが、そこをどう感じるかは個人の感性によります。
最初はとりあえずエントリーモデルで試すことができる、アップグレードの余地があるというのは趣味性が高いと言えるでしょう。
それこそ最初に下位グレードで試して、自分に向いていなければメルカリ等で処分するのもよいでしょう。
ビンディング初心者なら立ちごけ等で傷つける可能性が高いので、どのみち最初は下位グレードで試すのがオススメです。
ビンディングペダルに慣れていないのに高い上位グレードを購入し、立ちゴケで傷付けてしまうようなのは正直賢いとは言えません。
またペダルだけではなく、クリートにもバリエーションがあります。
分かりやすく黄色、青色、赤色と色分けされており、左右に動く角度にバリエーションが付けられています。初心者は黄色一択でしょう。
またクリートカバーや、クリートスペーサー、取付用ネジなども安価に購入できるのもオススメポイントです。
シマノSPD-SLのラインナップと私が使っているペダル
さて具体的にシマノSPD–SLペダルやクリートなどから、一部のラインナップを紹介していきます。
もちろん私が使ったことがある、使ってみたいものを主観たっぷりでお送りするので、温かく見守っていただきたいともいます。
PD-R7000
まずはシマノ105グレードのPD-R7000
私が使用しているのはこの1つ前のモデルのPD-5800です。
この機会に調べてみると中古もそこそこ出回っているようです。それこそこれからビンディングに挑戦したいという人なら、中古も全然アリだと思います。理由はどうせ傷つけるから(笑)
中級グレードということからかなり丈夫に作られており、私のペダルも傷だらけですが、問題なく使用できています。
まあ万一大破したとしても、この辺くらいまでならまだ立ち直れます。私だけかもしれませんが
以前ネタにした「過去に遭遇した事故・落車」
この記事の「車との事故」、「ダウンヒル中の落車」の時もこれを使っていましたが、それでも少し傷ついただけで今も問題なく使用できている点が逆に怖いです。
アルテグラ PD-R8000
次に紹介するのは先ほどの1つ上のグレードのアルテグラ 。
何を隠そう、次回新車購入時に導入しようと考えているものです。
正直私のような鈍感な男には先ほど紹介したPD-5800との違いが分かるか疑問です。
しかし105グレードとの値段差は小さく、次回新車はフルアルテグラ化をもくろんでいるといった趣味性の高い理由から導入を検討しています。
さらに上位のデュラエースグレードと1万円近く価格差がある割に違いが微妙なことから、コスパの高いペダルという評価も私はしています。
クリート SM-SH10 ~ 12
シューズとペダルの接合部であるクリート。
左右に動く角度が微妙に異なるのは前述しましたが、角度の大きい黄色が初心者用、青色が中級車用、赤色が上級者用と言うものの、値段が同じというところが良心的(?)です。
また案外消耗が激しいこのパーツが約2千円で購入できるというのも良いですね。気軽に交換できるので、トラブルを未然に防ぐことにつながります。
ただ1つだけ気になるのが、他メーカーだと可動域がもうちょっと大きかったりするので、もう1色くらい可動域の広いのを出してくれていたら、より膝に優しいとか言われるんじゃないかなあと思います。
オススメ理由3 シマノ以外でも互換性のある面白いパーツがある
そしてシマノ社製ではないものの、シマノのSPD–SLペダルと互換性のある社外品について魅力的なものがあるので、ここも魅力の1つです。
VP-ARC-SL ~分割してポジション保持したまま交換可能~
GORIXというメーカーから出たSPD–SLペダル対応のクリートです。
クリートの位置はポジションでとても重要な箇所なんですが、交換時に場所がズレてしまうとポジション、ペダリングにも影響が出てしまいます。
そんなわけでこの商品は上下で分割してクリート交換が可能であるため、うっかり付けた位置が分からなくなるようなことがないように工夫されています。
実際に私はクリートを付け替えるときに位置が分からなくなって適当に付けたら、乗った時に膝がすごい痛くなりましたorz
パワーメーター GARMIN RALLY と FAVERO Assimoa Duo-SHI
私が本当に欲しいロードバイク用品のトップ5内に君臨するパワーメーター。
その中でもペダルにセンサーが内蔵されたものになります。
正確にはGARMIN RALLYがパワーメーターが内蔵しているペダル。
FAVERO Assimoa Duo-SHI がペダルに内蔵するセンサー
本来人間がロードバイクへ出力するパワーを測定する時、その人間と触れているペダルにかかるパワーが一番正確な気がしますが、これまでパワーメーターと一体化した商品はほぼありませんでした。
例外としてGARMINが昔からLOOKペダル対応で、FAVEROもつい最近こちらもLOOKペダルでパワーメーター内蔵モデルを販売していました。
もちろんこれまでSPD–SLペダルでこういった商品がなかったのには理由があります。
確か2018年のサイクルトレンドだったと思いますが、出展していたシマノの社員さんへシマノがペダル型のパワーメーターを出さないのかと聞いたことがあります。
ペダルでパワーメーター出していないのには理由があって
- パワーメーター内蔵したペダルは高価になる。
- ペダルは落車等で破損しやすい。
- 破損しやすい場所に、高価なものを付けるというのはユーザービリティとしてどうなの?
というわけで、とりあえず現状商品化の予定はありません。
こんなわけでシマノのペダルにもかかわらずシマノからパワーメーター内蔵ペダルは出ず、他メーカーから出ちゃいました。
一方今回出たこの2つは
GARMIN RALLY | → | 破損しやすいペダル外装部分がリペアパーツとしてラインナップにある |
FAVERO Assimoa Du SHI | → | そもそも破損しやすいペダル外装部分が付いていない ※持ってるシマノペダルとシャフトを入れ替える |
こういった破損に対するケアがされているとのこと。
そういう意味では落車等で破損しやすいというリスクが抑えられた一方で
- 取り付けが容易に可能
- 複数のロードバイクで共用できる
これらのメリットが生きてくるペダル型のパワーメーターに私は大きな魅力を感じています。
シマノ製品を購入する場合の注意点
シマノ製品、特にクリートになりますが、通販での購入時に注意事項があります。
というのも模倣品が出回っているというのです。
他の方のレビューですが、模倣品では正規品と比べ圧倒的に強度が足りないらしく、すぐ擦り減るらしいです。
通販の方が若干安いとはいえほぼ誤差レベル。画面に映った写真で見分けるのは困難である。
この2点から私は店頭で買います。広告貼っといて何言ってんだという話ですが。
まとめ
最後に以上を簡単にまとめます。
私がロードバイク用ビンディングペダルとしてシマノSPD–SLペダルをオススメします。
理由として3つ
- ペダルやクリートなどが手に入りやすい
- ペダルやクリートなどのラインナップが豊富
- シマノ以外でも互換性のある面白いパーツがある
またシマノ製品、特にクリートについて模造品が市場に出回っており、通販での購入にはリスクがある割にあまり安くなっていないので、店頭やイベントでの購入をオススメしています。
この記事でロードバイク用ビンディングペダルに興味を持ってもらえたり、実際に導入へ一歩踏み出したなんて方が出てきたら、これ以上ない喜びです。
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