ロードバイクに乗っていて、ある程度の距離が走れるようになると

ロングライド中にペース配分をミスった・・・。
あと〇〇km残っているのにもう限界・・・。
ペース配分ってどうすればいいんだ・・・?

まとまった時間作って走れるのは週末くらいなんだけど、
もっと「トレーニングの質」を上げたい!!
こんなミスをしたり、悩んだことのあるローディーは星の数ほどいることでしょう。

私も同じミスを何度も繰り返してます(笑)
そんな悩みを解決する1つの選択肢として
「パワーメーター」で自身の出力「パワー」を可視化する
こちらを掲げ、今回紹介します。
このパワーは主にプロサイクリストが効率的なトレーニングのために使う指標です。
しかし私達ホビーライダーにとっても
- 効率的なトレーニングのため
- ペース配分で頼りになる
- ペダリングやポジションなどのスキルアップ
こういった用途で非常に有用です。
最近では価格も買いやすいレベルの手ごろなモデルも多数出ている、今まさに注目のアイテムです。
それでは早速解説していきます!
ロードバイクにおけるパワーとは?ペース配分で最も頼りになる指標!

ロードバイクにおける「パワー」とは
さてそもそもロードバイクにおける「パワー」をとても単純に言い換えると
ライダーが走るためのロードバイクにかける「力」のことです。
単位はW(ワット)、そしてパワーを測る計器を「パワーメーター」といいます。
このパワーを有効活用するためにFTPだとか、PWRといった指標がありますが、そこは一旦置いときます。
この指標の特徴はライダーがロードバイクを勧めるための出力を純粋に数値化したものであるため、
外部要因の影響を極力受けません。
他の指標は結構外部要因の影響を受けます。
- 速度は勾配や風向きに強く影響される。
- 心拍数は身体的な負荷を見れるけど、体調に影響を受けるし、負荷を反映するのにタイムラグがある。
一方パワーは計器となる金属のひずみを数値化するので
- 追い風で速度は出ているけど、低い値が出る。
- ヒルクライム中も速度は出てないけど、頑張ってたら高い値が出る。
要は頑張ったらその分だけ高い数値が出る指標ですね。
この「パワー」の活用方法を大雑把に分類するとこんな感じになります。
- ロングライドやヒルクライムなどでのペース配分に
- 走力を上げるためのトレーニングに
- ペダリングなどのスキルアップに
それぞれを簡単にですが、順に解説していきます。
「パワー」の活用方法1 ペース配分で最も頼りになる

先ほども触れた通り、パワーは風や勾配などによる影響を受けません。
そのためロングライドで序盤に飛ばし過ぎて後半バテているといったことなどが一目瞭然です。

前同じコース走った時〇Wで走って後半バテたから、
今回は序盤△Wで抑えめに走ろう。
この他にも

前にこの峠を走った時には〇Wで◇分。
この峠を〇分で走るのに、僕なら△Wで走れば目標達成できそう!
このように活用方法があります。他の指標では
- 速度 → 勾配や風と言った外部影響で簡単に数字が変わるので指標としにくい
- 心拍数 → 個人差が激しい+気温や湿度などの外部影響を受けやすいので指標としにくい
こういった特徴があり、パワーと比べ参考にしにくいです。
もちろんパワーもロードバイクに欠けている「力」というだけなので、ペダリングが無茶苦茶だと速度が出ないので、パワーだけ見てればいいと言うものではありません。
しかし1つ1つの指標が微妙でも、「パワー」、「速度」、「心拍数」など複数の指標を組み合わせることで、非常に効率的なペース配分が出来ます。
この中でもパワーメーターで測定できる「パワー」こそがその中軸を担ってます。

実際に私もパワーを目安にして峠のタイムトライアルをしたらベスト更新できました!!
「パワー」の活用方法2 走力を上げるためのトレーニングに

「走力」ととてもざっくりした言い方をしていますが、ここでは単純に「早く長距離を走れる力」と定義します。
この辺を上げるためにはもちろんトレーニングするのが手っ取り早く、そこに効率を求めると先ほどと同じく「パワー」を基準にすることで、その有効性が爆上がりします。
もちろんプロのサイクルロードレーサーという、ロードバイクに乗る中で最もトレーニングに力を入れている人間にももちろん活用されています!
こちらでどのプロチームがどのメーカーのパワーメーターを使われているかまとめられてます。
それだけにロードバイクで早く走るためにはパワーメーターを使ってパワーを管理するトレーニングが有効とお分かりいただけると思います。
「パワー」の活用方法3 ペダリングなどのスキルアップに

パワーメーターを使ってパワーを管理するトレーニングが有効と前述しましたが、
「ペダリングやポジションなど正しい体の使い方が出来ている」
というのが前提としてあります。
記事内で既に少し触れましたが、ペダリングが無茶苦茶だと高いパワーで出力していても速度が出ません。
逆に言えば効率的なペダリングをすれば「低いパワー」で「高い速度」を出して走ることが出来ます。
そしてパワーが測定できることで自身のペダリングを振り返れるため、自身のペダリングのスキルアップに使用できます。
またパワーメーターの機種によっては
- ペダリングの左右差
- ペダルのどこに「力」がかかっているか
こういったことが分かるため、ペダリングのスキルアップに活用する比重が高い人はこういった機能が付いた機種を選ぶのをオススメします。
パワーメーターの種類とオススメ
さてここから前述したパワーを測定するために必須のパワーメーターについて独断偏見満載で解説していきます。
最もオススメ「ペダル型」

ペダル型特徴
まずは私が最もオススメするペダル型のパワーメーターです。その特徴として
- ペダルを取り換えるだけと導入がとても簡単。
- 唯一体と接する部分でパワーを測定できるため、高い精度で測定できる。
- 付け外しが容易なため、複数車両で使いまわせる。
- ほぼ全てのロードバイクで使用できる。
一方で
- 落車や転倒などで損傷しやすい。
- 付け外しが容易なだけに部品を外されての盗難リスクが高い
- 対応しているクリートが少ない(シマノ・LOOKのみ)
しかし最近登場した商品ではこれらの短所を
- 破損しやすい部分を簡単に交換できるような構造とした。
- 日本人の使用率の高いシマノクリート対応の商品が出た。
こういった形でフォローする製品が個人的にオススメパワーメーター№1です。

特に私のオススメポイントはこの2点
- ペダルの付け替えだけで導入が簡単!
- 複数車両の使い回しが容易
それなりの金額がする商品なので、ロードバイクを乗り継ぐ時にも使いまわしやすいのは大きなメリットですよね!!
中でもオススメの商品が
GARMINのRally

このパワーメーターの特徴は何と言っても
初めて出た!!シマノペダル型のパワーメーター
と言う点ですね。
従来のペダル型パワーメーターはLOOK型対応のもの1つしかなく、ユーザーとしては選択肢がありませんでした。
しかも日本では「ビンディングペダルと言えばシマノ」と言えるレベルでシマノ型のビンディングペダルが普及していますが、シマノペダル型のパワーメーターは存在せず、ユーザーから商品化を求める声がずっと絶えませんでした。
そんな中、登場したのがロードバイク界隈で知らぬものがないであろうGARMINのRallyです。

ずっと待ってた私、歓喜のあまりニヤニヤが止まりません。
またこれまで課題とされていたペダル型パワーメーターの破損対策として、ペダルの外装部分がリペアパーツとして商品ラインナップに加わり、壊れた外装部分を容易に交換出来るようにしたことでフォローしています。
価格はメーカー定価で約15万円と他のパワーメーターと比較して特段高いわけではありません。
とはいえポンッと出せる金額ではないのは否定できません。
しかしブラックフライデーや決算セールなどで嬉しい割引をしてくれる通販サイトがあります。
人気自転車パーツ・サイクリング用品通販サイト【ProBikeKit】

つい先日まで行われていたブラックフライデーでは約20%ちょいの割引で約12万円で販売されていました。
この他にもタイヤ、ホイール、サイクルコンピューターもお得に購入できるので要チェックです!!
GARMIN Rallyの商品ページはコチラ
Garmin (ガーミン) Rally RS200 Dual Sensing パワーメーター ペダル – SPD-SL
ちなみに ↓ のURLから会員登録して6,500円以上の商品の購入で追加で10%オフ(最大3,6500円)で買い物ができます!※初回限定
https://www.probikekit.jp/referrals.list?applyCode=MAS-R6
そしてもう1つ、GARMIN Rallyの対抗馬として
FAVEROというイタリアのメーカーが出したAssioma Duo Shi
こちらをオススメします。


ペダルじゃね~じゃ~ん!!!
と思われるかもしれませんが、手持ちのシマノペダルのシャフト部分を入れ替えて使います。
※対応シマノペダルはPD-R8000/PD-R7000/PD-6800/PD-R550/PD-R540です。
これにより、もし落車等でペダルが壊れても、内部のシャフトを入れ替えれば使えるというわけです。
なによりこの商品の大きな特徴は
- 念願のシマノペダルに対応!!
- 圧倒的なコストパフォーマンス!!
この2点です。
シマノペダル対応なのは前述の通り、GARMIN Rallyと同様に大きなメリットがあります。
一方でこのAssioma Duo Shiの最大の特徴はそのコストパフォーマンス。
こちら先程紹介したProBikeKitさんでは商品の取り扱いがないものの、こちらは以前紹介したワイズロードさんで取り扱いがあります。
過去記事「小遣いローディーはワイズロードを活用!?ワイズロードの評判と活用方法を解説!」
ProBikeKitさんの割引もすごいですが、ワイズロードさんの各種セールでの値下げも見逃せません。
もう先日惜しまれながら終わってしまった「BLACK FRIDAYセール」での値下げはまさかの・・・
これはもう年末のわいわいセールは見逃せません!!
Assioma Duo Shiの商品ページはコチラ
FAVERO ( ファベロ ) パワーメーター ASSIOMA DUO-SHI ( アシオマ デュオ シ ) シマノペダル対応パワーメーター
これを機にペダルもアルテグラへアップグレードしようとする場合にお得なセット販売があります!
FAVERO ( ファベロ ) パワーメーター ASSIOMA DUO-SHI ( アシオマ デュオ シ ) パワーメーター + PD-R8000 ULTEGRA ( アルテグラ ) ビンディングペダル セット
片側から安価に導入可能クランク型

クランク型特徴
ペダル型をオススメしといてなんですが、現在パワーメーターの主流はこの「クランク型」です。
このクランク型の特徴としては
- 落車や転倒などでの損傷リスクが低い。
- 激安で導入可能(片側クランクに限る)
- 商品ラインナップが豊富
一方で
- 付け外しが手間なため複数車両の使い回しには向かない。
- フレームによってはパワーメーターと干渉して使えないものがある。
- 両側計測するとなると高価になってしまう。
- 取り付けにペダルよりもスキルを要する。
こんなデメリットがあります。
特にフレームとパワーメーターが干渉してしまうと全く使えないので、欲しい商品が自分のロードバイクで使用できるかどうかは購入前にしっかりチェックしましょう!
またプロの使用しているパワーメーターの多くがこのタイプなので、憧れのプロサイクリストと同じモデルを使ってる!って趣味性を求める選び方もあると思います!!
この中でもオススメなら
低価格帯のクランク式パワーメーターとしてまず4iiiiが挙がるでしょう。

4iiiiのパワーメーターはプロサイクルロードレースで最上位のカテゴリーに属するチーム、イスラエルスタートアップネイションにおいても使用されています。
ただ安いだけではなく、かなりの信頼性を有しているのがこれだけで分かります。
製品についてですが105モデルで片側クランクの物が最安で、4万円を切るのはパワーメーターとしても最安です。
しかもProBikeKitで取り扱いがあり、割引が適応されていると3万円を切ります(驚愕)

このモデルなら両側揃えてもセール価格6万円切るのはコスパやばいです。
ProBikeKitさんの4iiii特集ページがコチラ
ProBikeKit 4iiii特集ページ
- クランクとフレームのチェーンステーに十分な空間があってちゃんと使えるか
- クランクの交換は一定の整備スキルを要する。
特に4iiiiさんのパワーメーターはセンサー部分が他と比べて大きく、フレームと干渉したという話を他より多く聞くので、自分のロードバイクとの相性は要確認です!
確認方法は互換性ガイドを見て確認してと書いてありますが、それっぽいものが見当たらにません。
チェーンステーとクランクの間にセンサー分の厚み分のスペース(7.5mm)があるのを見るが間違いなさそう。それ以上にスペースがあれば確実性が上がるでしょう。
外スマートトレーナー

ロードバイクに付けるパーツではないので、パワーメーターとは言えないかも知れません。
しかしスマートトレーナーは、言わばローラー台にパワーメーターと負荷装置が付いたものです。
パワーの計測が可能なのはもちろん、トレーニングとして狙ったパワーで走れたりと、パワートレーニングをするには、自信を持ってオススメできる物です。
そういった理由で番外として紹介します。
以前ネタにしたZWIFTとの相性は凄まじいほど良く、このスマートトレーナーと組み合わせることで、超効率的にパワートレーニングを行うことが出来ます!
過去記事「トレーニングの強い味方!! ~ZWIFTをローディーに勧める 2つの理由と私のZWIFT環境~」
もちろん実走では使えませんが、小さい子供がいる、仕事が忙しいなど短時間のローラー台トレーニングがメインの人にとっては導入しない理由がないレベルでオススメです!
中でもオススメはダイレクトドライブ式と言われるものです。
これはロードバイクの後輪が付くべき場所に直接ローラー台を取り付けるタイプです。

特徴は何と言ってもタイヤが省略されたことによる「抜群の静穏性」です
後輪に取り付けるタイヤドライブ式の物では、高負荷で回せば回すほど当たり前ですが音や振動が大きくなります。

私の持っているのもタイヤドライブ式のスマートローラーですが
子供の昼寝中は使用禁止命令が嫁から出ていますorz
その辺の詳細は ↓ でロードバイク界隈の超☆有名なYouTuber、tom’s cyclingさんから解説動画が発信されており、実際の音も紹介されています。
また一言でダイレクトスマートトレーナーと言っても、商品ラインナップが多彩なので予算や性能で好みにあったものを選ぶのがオススメです。
ワイズロードのスマートトレーナーについての詳細とオススメ商品はコチラ
ワイズロード オンライン ~オススメ・スマートトレーナー~

もちろん先ほど紹介したProBikeKitさんでもスマートトレーナーをお得にゲットできます!


まとめ
以上とても簡単に「パワー」の使い方と有用性、そしてオススメパワーメーターについて解説しました。
「パワー」はロードバイクを進めるための出力を数値化したもので、この数値を見ることで
- ロングライドやヒルクライムなどでのペース配分に
- 走力を上げるためのトレーニングに
- ペダリングなどのスキルアップに
これら3つの用途・メリットがあり、レースやヒルクライムなどへ挑戦する人にも、ブルベのような長距離サイクリングをするような人などにも幅広く恩恵のある機材となっています。
唯一のデメリットは「導入コストが高い」という点ですが、徐々にマシになりつつあります。
そんなパワーメーターにもさまざまな種類があり、
- ペダル型
- クランク型
- 番外:スマートトレーナー
大雑把に上記のような3つに分けられます。
後輪のハブに埋め込まれたパワーメーターなど例外はありますが、主流はこんな感じです。
この中でも私は「ペダル型パワーメーター」を推します!理由は
- ペダルを取り換えるだけと導入がとても簡単。
- 唯一体と接する部分でパワーを測定できるため、高い精度で測定できる。
- 付け外しが容易なため、複数車両で使いまわせる。
- ほぼ全てのロードバイクで使用できる。
こういったメリットがあるためで、中でも
Garmin (ガーミン) Rally RS200 Dual Sensing パワーメーター ペダル – SPD-SL

この2つはペダル型パワーメーターのデメリットを大きく打ち消すものとなっています。
2つのどちらが良いかはバッテリー部分と値段に大きな違いがあるので、その点で自身に合った用途を選ぶのが良いでしょう。
もちろんクランク型にもペダル型にないメリットがありますが、クランクとフレームの相性によっては使えないものがあるので、この相性を確認してからの導入をオススメします。
この記事が読んでくれたあなたの豊かなサイクリングライフの一助になると信じて!!

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