先日GUSTOのDUROを購入し、何を考えてこのDURO EVO DB SPORTの購入に至ったか、そしてファーストインプレッションを記事にしました。
今回は実際に購入後約1年ほど乗ってのセカンドインプレッションという内容です。
というのもGUSTOというロードバイクメーカー自体が知る人ぞ知るという感じで、まだまだ知名度がイマイチ。
そのためメーカー情報とともに、ロードバイクの情報も少なく、特に個人ブロガーが書くような忌憚ないインプレ記事、それこそ購入後のセカンドインプレッションなんてのはもはや絶滅種と言っても過言ではないでしょう。
雑誌のインプレももちろん参考になりますが、一般ユーザー目線のインプレ・レビュー記事の存在も重要だと思います。
特に今回は前回気になった点がその後どうなったのか
この点をメインにした記事なります!
というわけで勿体振るのも大概にして早速結論です。
GUSTOのDURO、2台目に良いですよ( ´∀`)
GUSTO DURO EVO SPORT 主要スペックのおさらい
まずはカタログスペックのおさらいです。
DUROはGUSTOのラインナップのうちエアロ・コンフォートモデルで、4段階のグレードがあります。
この通りどのグレードもフレームとシートポストは共通で、変速パーツやホイールの違いによってグレードが分けられています。
その中でも私が購入したのは一番下のSPORTグレード。
記事執筆時点で微妙にパーツ構成が変わってます。
ついでにGUSTOのもう1つのカーボンロードバイク、COBRAのラインナップも貼っておきます。
DUROがエアロ・コンフォートに特化したモデル
COBRAが軽量、オールラウンドに使えるモデル
両者の差別化ポイントとしてはそんなところでしょう。
ちなみにDUROに機械式105コンポのモデルがないのは、どういう理由かは分かりませんが本社社長のこだわりらしいです。
2025年モデルになってもDUROは唯一下位グレードでサドルが変わっている他はパーツ構成変わっていませんでした。
またこの物価高騰の中、ほぼほぼ値上がりしていない点も嬉しいところ。
というわけで相変わらずコスパ最強!
オススメできるGUSTOさんのラインナップのおさらいでした。
ファーストインプレのアレってどうなった?
さていよいよここから本格的なセカンドインプレです。
というわけでまず
ファーストインプレで気になった点のおさらいです。
- 乗ってる途中でシートポストがズレ落ちる
- 使い勝手のイマイチなサドル
シートポストのズレ落ち問題 解決済み
まずはファーストインプレッションで最も気になったシートポストのズレ落ち問題です。
まずは結論。
地味に時間がかかったものの、無事解決してます!
最終的には台湾のGUSTOからシートポストの交換にて解決したわけですが、やはりというか一筋縄でいった訳ではありません。
ファーストインプレッションでは、走行中にシートポストがズレ落ちるという事態が起き、
「前モデルではすぐズレ落ちたって声が多かったけど、その辺改良されてるから大丈夫ですよ」
という納車時の店長さんのフリとしか思えない会話を見事回収したというお話でした。
ファーストインプレッションでもズレ落ちの原因として、びびって適正トルクで締め付けれなかった及びデブ(約90kg)が乗ったためではないかと推測していました。
体重はすぐにはどうにもならないので、まずは適正トルクで締め付けられるようにトルクレンチを購入しました。
サイクリング中のトラブル対応時にも使えるように、
携帯性を重視したトルクレンチを購入しました。
厳密なトルク管理ができるというよりも、お手軽に目安となるトルクでの締め付けができるという目的では最適なものが買えたと思ってます。
ただ残念ながら、このトルクレンチを使用して適正トルクや少しきつめに締め付けても、シートポストズレ落ち問題は解決しませんでした。
しかもこのズレ落ちでシートポストに傷が付きましたorz
使っていればそのうち小傷くらいは入るのは覚悟していましたが、まさかこんな形で傷つくとはorz。
とはいえこの時点で自分の手に負えないと判断しショップへ相談。
シートポストの締め付け金具がマイナーチェンジ前のものの可能性があるので、写真撮ってGUSTOに確認します。
とのこと。とりあえず今回はグリスをより滑りにくいものを塗り直した上で固定ネジの増し締めを行い、締め付け金具の到着を待つことに。
残念ながら処置の効果がほぼ感じられないレベルでズレ落ちましたが。
そして約一週間後、メーカーから固定金具が届いたとの連絡を受け、ショップで固定金具を交換しましたが、ズレ落ちが解消することはありませんでした。
この時点でシートポストの交換しか対応策がない状況。
ただ前述の写真の存在によって、メーカー側の対応も迅速でした。
固定金具を交換し、ズレ落ちが解消しないのをさらにショップへ相談してからさらに約一週間後、ついに代わりのシートポストが届きました。
そしてやっとシートポストのズレ落ち問題が解決しました!
後にショップの店長から聞いたところ、交換前のシートポストが若干小さかったとのこと。
とはいえこのシートポストならではの特殊な翼断面っぽい形状で、ミリ単位の精度を求めるとくれば、そりゃあ稀に許容範囲内で微妙に小さいものも出てきてもおかしくないでしょう。
しかも運悪くこんなデブ(約90kg)が乗れば
そりゃあシートポストもズレ落ちますわ笑
ただ個人的にこの手の不良品対応でこそ、メーカーの本当の姿が見えると思います。
その視点で見れば、海外から部品が送られたことを考えると迅速な対応だったのではないかと思います。
ただ結果としてトラブルが解消して良かった訳ですが、そもそもトラブルが発生すること自体避けたいもの。
この辺はGUSTOさんの今後に期待したいところですね。
慣れました 使い勝手のイマイチなサドル
続いてファーストインプレで気になっていたサドルですが、
乗り心地に関してはぶっちゃけ慣れました。
使用されているのが、セライタリアのモデルX。
見ての通りクッション性があまりないサドル。
ロードバイク1台目ではサドルに不満なく、完成車付属のものを使い続けてきたためか違うサドルを使ったことでその違和感を強く感じた模様。
とはいえ
使い続けていれば人間慣れるものですね。
世の中のサドル沼にハマった方々には申し訳ないですが、私のSiriは相当鈍感な模様です。
そしてもう1つの不満点であるサドルレールが特殊であるため拡張性に乏しい点ですが。
サドルレールがこのような形状なために、ほぼサドルレールの水平部分にしか拡張性がないのがもう1つの不満点でした。
ただ現状では実害がないものの不満はあり、サドルレールの水平部分を使っているためサドルレールの前後のポジションに制限がかかっています。
ポジションにはまだ改善の余地があり、
今後のポジション調整で使う場合が困りますね。
セカンドインプレまで乗り込んで気になったこと
ここまでファーストインプレで気になった点を書きましたが、ここからはセカンドインプレまででさらに気になった点について書いていきます。
まずは結論!
- ディスクブレーキロードバイクの後輪脱着がめんどい
- 電動コンポーネントが快適!ただ電源管理が・・・
順に解説していきます!
ディスクブレーキロードバイク 後輪脱着がめんどい
ファーストインプレまでの時点ではパンク等がなかったので感じませんでしたが、セカンドインプレまでに1回パンクしたために痛感したやつです。
しかもこの時は真夏。ライド終盤で熱中症に片足突っ込んだ状態。
私自身全く余裕がない状態だったので、余計に印象深かったです。
特に煩わしかったのが、パンク修理完了してホイールを装着する時、チェーンをスプロケットに引っ掛けつつブレーキローターをディスクブレーキの溝へ絶妙に差し込む動作です。
ここでうまくブレーキローターが入らず、どこかにぶつけてしまうとローターが歪んで走行中にブレーキパッドに擦ってしまうので、注意してやる必要があるのです。
とはいえ調べるとちょっとしたコツがあり、そのポイントさえ押さえれば、作業の難易度をグッと下げられます。
参考になるYouTubeの動画を貼っときます。
電動コンポーネントが快適!ただ電源管理が・・・
今回初めてシマノの電動コンポーネント105Di2を導入したことについても触れます。
導入してどうだったか、その点は間違いなく導入して良かったです!
- 無茶苦茶軽いタッチで変速可能。
- 煩わしいトリム調整が不要
- 変速操作の手数を減らすシンクロ・セミシンクロ変速
軽いタッチでの変速が楽なのは想像以上にライドの快適性を向上させます。
過去にコンポーネントをシマノのティアグラから105へアップデートしたときにも変速操作の軽さに感動しましたが、今回の105Di2はそれ以上の衝撃です。
その最大の利点は2つ目に書いた
トリム調整が不要!自動化された点です!
機械式コンポーネントでは、前後のディレイラーでチェーンが襷掛け状態になるとチェーンがフロントディレイラーに擦るように接触してしまいます。
その状態を解消するのが前述したトリム調整なのですが、電動コンポーネントではそのトリム調整を自動でやってくれます!
私なんかは慣れるまでトリム調整しようとして、
間違った操作をしたりと地味〜な煩わしさがありました。
また3つ目に挙げたシンクロ・セミシンクロ変速は、前後どちらかの変速操作時にギヤ比が大きく変わらないようにもう片方の変速も自動で行うものです。
- シンクロナイズドシフト
リアディレイラーの変速と連動し、フロントディレイラーが最も効率的なギアを自動的に選択 - セミシンクロナイズドシフト
フロントディレーラーの変速と連動してリアディレーラーを自動的に変速させる機能
この機能があることで、変速操作時に足への負担を考えることや、そもそも変速操作すること自体が減って快適性が上がりました。
電動コンポーネントを使った先人が、
機械式にもう戻れないと言っていた意味が分かりました。
とはいえデメリットが全くないという訳でもなく、唯一の課題が電源管理です。
言うまでもないですが、電動コンポーネントは電池が切れれば前述の便利な機能どころか変速操作自体できなくなります。
電池残量が少なくなると、まずフロントが変速できなくなります。
それを知らなかった当初は故障かと思いました。
そして前後の変速ができなくなると電池切れということになりますが、充電時間もそれなりにかかることから、出先でモバイルバッテリーを使っての充電は現実的とは言えません。
カタログスペック的には1回の走行で約1000km走れ、電池残量もリアディレイラーや連携させたサイクルコンピューターで確認できます。
そこまで手間ではありませんが、快適なサイクリングのため定期的なDi2のバッテリーの確認や充電といった電源管理は欠かせなくなりました。
ファーストインプレからの追加装備と欲しいもの
ここからはファーストインプレッション時点からの追加装備について綴ります。
快適で楽しいロングライドのために揃えました!
というわけでまずは結論!
- レックマウントType19拡張マウント
- レックマウント両手持ち用ベルキット
- 電動ポンプCYCPLUS AS2PROMAX
順に解説していきます。
追加装備1 レックマウントType19拡張マウント
まずはレックマウントType19拡張マウントです。
ファーストインプレッション時に使っていたレックマウントのType19マウントを拡張して、ハンドル上部にもサイクルコンピュータを装着できるようにしました。
方向音痴な私が見知らぬ土地を迷わず走るための、
サイクルコンピュータ2台体制をより快適にするための導入です。
従来はサイクルコンピュータ1台をType19マウントへ、もう1台をサイクルコンピュータに付属していたハンドルマウントに装着していました。
ただ、これがハンドル上のスペースを使うので、ヒルクライムなどで上ハンドルを持ちたい場面で邪魔に感じることがあったため導入することに。
使用感は上々。
2台並んだサイクルコンピュータも問題なく使用できます。
操作も互いに干渉・邪魔になることもないですし、速度や走行時間といった情報と地図画面、ナビといった形で運用して快適性高い環境となっています。
ちなみにサイクルコンピュータの2台運用の快適さを解説した過去記事もあるので貼っておきます。
追加装備2 レックマウント用両手持ち用ベルキット
続いて購入したのがレックマウント用両手持ち用ベルキットです。
これまでベルは1台目のロードバイクで使用していたものをそのまま使用していたものの、いつの間にか壊れていたので今回購入することに。
ほぼ鳴らすことはありませんが、
道交法的に必要なものですからね。
ただベルならなんでもいいってわけではなく、こだわりたいポイントもあります。
- ロードバイクに違和感ない色であること
- ライド中の邪魔にならないこと
- 万が一使用するときにちゃんと使えること
このような条件を考えたときに残ったのが、今回選んだレックマウント用両手持ち用ベルキットです。
ちなみにこれ取り付けるとこんな感じ。
最も魅力的だと思ったのが、ハンドルの利便性を損なわない点です。
というのもこのベルはハンドルではなく、サイクルコンピュータのマウントに装着するためで、ハンドルを占有することなく、またハンドル上で手を持ち換える時の邪魔にもなりません。
実際にロングライド、ヒルクライムでの走行時に邪魔になることはありませんでした。
もしレックマウントのType19サイクルコンピュータマウントのユーザーには是非ともオススメなベルですね。
追加装備3 電動ポンプCYCPLUS AS2PROMAX
そして最後に紹介するのが、CYCPLUSさんの電動ポンプAS2PROMAXです。
ディスクブレーキロードバイクの後輪の脱着が面倒というところでも少し書きましたが、真夏にロングライドの終盤、そんな疲労の濃い状況でのパンク経験から購入しました。
疲労がピークな状態で、手動ポンプで何十回以上もプッシュするのは流石にしんどかったんですorz
この時に電動ポンプの購入を決意しました。
そして購入したのがCYCPLUSさんのAS2PROMAXです。
購入当時レビュー動画が多く上がってて
情報が多かったのが決め手でした。
そんなCYCPLUSの電動ポンプですが、私の買ったAS2PROMAX以外にも、サイズとバッテリー容量別で商品が複数ラインアップされています。
製品名 | AS2 | AS2PRO | AS2PROMAX |
重量 | 97g | 120g | 205g |
寸法(mm) | 46.5*28*65 | 43.5*28*70.5 | 54*32*81 |
最大圧力 | 100PSI | 120PSI(8.3Bar) | 120PSI(8.3Bar) |
液晶 | なし | あり | あり |
バッテリー | 7.4V 300mAh | 7.4V 420mAh | 7.4V 600mAh |
充填可能本数 700*25C | 6.90BAR 1本 | 7.58BAR 2本 | 8.3BAR 4〜5回 |
充填速度 | 2.5分/100PSI | 2.0分/120PSI | 75秒/120PSI |
充電時間 | 20分 | 30分 | 1時間 |
充填ホース | なし | あり | あり |
価格 ※楽天市場最安値 | 12,400円 | 15,790円 | 18,808円 |
私は最後までAS2PROとPROMAXとで迷って、
結局バッテリーの大きいPROMAXに決めました。
これで万一パンクが起きても大丈夫とは思いますが、幸か不幸かいまだパンクに遭っていません。
そのためしっかりとしたレビューはできませんが、ロングライドへの携行及び試しに起動してみてちょっと想定外なことが。
- 思ったよりデカい!ツールボトルではちと厳しい。
- 電動ポンプ起動時の音がデカい!
- 電気機器でも気にせず持ち歩ける防水ポーチが嬉しい!
AS2PROMAXの大きさ以外のことは、全モデルで共通なので、
購入を検討している人の参考にもなると思います。
スペック表からAS2PROMAXとAS2PROとでは幅と高さが約1cmずつ大きくなっており、厚みは4mm若干大きくなっています。
今使っている容量0.3Lのサドルバッグでなら、他に必要なものを入れてなお十分なスペースはありますが、より収納スペースの限られた環境だと厳しいかもしれません。
また起動音について。これは実際に聞いてもらう方が手っ取り早いでしょう。
初めて起動した時にはびっくりしましたが、
慣れれば気にならない程度の音です。
そしてこれは本当に想定外に嬉しかったのが、防水ポーチの存在です。
いくら便利なアイテムでも電気を使っている以上、水に濡れて壊れるのは他の電気製品と同じです。
雨の日に敢えてロードバイクに乗る人は少ないと思いますが、イベントなどでやむを得ず走るという場合はあるでしょう。
そんな場合に備えるためと言わんばかりに、防水ポーチが付属しているのはCYCPLUSさんの気遣いを感じます。
ただこれで絶対水に濡れることはない!てことはないので、防水性能のついたサドルバッグなどと併用するのが個人的にはおすすめになります。
と、ここまでがAS2PROMAXについて現時点までで思うことです。
また今後本格的に使用してから改めてレビューしたいと思います!
ただ本格的に使うということはパンクするってこと。
使いたいけどパンクは嫌だな〜笑
今後のアップグレードの予定 カーボンホイール
そして記事の最後に今後欲しいものについて綴ります。
今後欲しいもの、言い換えれば現状のDUROにある唯一の不満。
そう、ホイールです!
完成車付属のアルミホイールは見た目的に不自然さはありません。
でも性能的・見た目的にもっといいホイールが欲しい!
この物欲は高まり続けています!
具体的には性能面では空力や軽量性、ハブの回転性能、見た目的にはリムのデザインやリムハイトといった面です。
また小遣いローディーの悲しいところ、コスト面も無視できないのも忘れてはなりません。
この辺を考えて候補となりえると考えるのが
まともな中華カーボンホイールです。
ここでいうまともな中華カーボンホイールとは、某有名メーカー製のものではないのに某有名メーカーのロゴが入ったいわゆる偽カーボンパーツのことではありません。
具体的には某有名メーカーのOEM生産の受注によってカーボンパーツの製造、設計ノウハウを培い、ついに自社ブランドを立ち上げるに至った中国の新興メーカーの作るカーボンホイールのことです!
あまりにこのカーボンホイールへの物欲が高まり過ぎた勢いで、ICANさんとELITEWHEELSさんについてまとめた記事を過去に書いてます。
今後も気になるホイールブランドについてまとめていきます!
まとめ
以上、GUSTOのDURO EVO DB SPORTのセカンドインプレッションでした。
GUSTOというロードバイクメーカー自体が知る人ぞ知るという感じで、まだまだ知名度がイマイチ。
そのためメーカー情報とともに、ロードバイクの情報も少なく、特に個人ブロガーが書くような購入後のセカンドインプレッションなんてのはもはや絶滅危惧種です。
この記事がGUSTOのロードバイクを購入を検討している人の参考になれば幸いです。
ここまでお付き合いありがとうございました!
このブログでは不定期にですが、ロードバイクでのロングライドを快適に楽しむノウハウやアイテムについて発信していきます!
このブログがあなたのサイクリングライフをより楽しくできますように!
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