不労所得、サイドFIREという言葉に夢と希望をいっぱい感じる男、kon-masです。
唐突ですが、本ブログの投資カテゴリの意義は
- 投資を始めて豊かな人生を歩もうとする
- 詐欺みたいな投資(または詐欺)から身を守る術を共有する
これらのことが目的です。
今回は後者、自分の資産を悪者から守ろうという趣旨の記事です。
伝統的な投資詐欺手法、ポンジスキームとそのポンジスキームにものの見事に騙された知人(同僚)の話です。
この記事を通じてこんな詐欺に遭う人が1人でも減ってほしいです。
投資詐欺の手法は大体コレ。ポンジスキームとは
先ほどから「伝統的な投資詐欺手法、ポンジスキーム」 という単語が出てきてます。
この単語、初めて聞いたという人が多いことでしょう。現に私も投資を始めたことで初めて知った単語です。
これは投資詐欺の手法のことで、昔この手口で大儲けした詐欺師の名前を取っています。
この人は1910年代に猛威を振るった(?)にも関わらず
現代でもバンバン使われてます!!
手口はこうです。
私に会えたあなたは運がいい!
実は絶対儲かる投資の話があって、私に100万円を投資してくれたら、来年以降30万円の分配金をお約束します!元本も保証しますし、運用率は年率30%くらいです!
こんなの誰も騙されへんやろ!!と思われるかもしれません。
しかしすごいのはこの後。
ちゃんと配当出します! はい、初回分の30万円!
驚くべきことに詐欺なのに約束通りちゃんと配当を出します。
これは詐欺じゃなくね!?
そして「約束通り分配金を出した」という実績をもとに、さらに投資を募ります。
投資をした人の儲かっているという口コミでさらに投資をする人も増えていくでしょう。
実際にあった事例ではさらに投資する人、金額を増やすため
投資する人を紹介してくれたら、あなたの分配金上乗せします。
とかいろいろやります。
そして投資する人が増えて、出資金額が膨れ上がったところで
詐欺師はお金をもって姿をくらまします。
あいつどこ行ったーーー!!!!(怒)
こうなるわけですね。これを1910年から1920年代にこれを多用した詐欺師の名前からとって
「ポンジ・スキーム」
と言います。
初心者向けに投資の啓発をやっているYouTubeチャンネルでネタにされ、より分かりやすくまとめられてます。
同僚が受けた詐欺の実例 ~ビッ〇マスター破産~
さて、ここからはこのポンジ・スキームを使った実際の詐欺の事例を紹介します。
時は遡ること数年、職場の部下が終業後に神妙な顔もちで
kon-masさん、仮想通貨って知ってます?
なんて声をかけてきました。
彼は愛嬌のある人柄ですが、勤務態度を一言で表すと「とりあえず最低限はやる」
そして口癖が
- 早期退職して、まったりカフェやりたいっす。
- こんな仕事、AIの発達で無意味なるっす。
- なんでこんな無意味なことしてるっすか?
・・・思い出すだけでも腹立ちますね(笑)
ですが私も上司の仕事として、業務を回すためにこんな人間でもなんとか動かさなきゃいけないと、そいつの話を聞いたり教育を頑張った結果、そいつからある程度信頼を得ていたようです。
信頼してる先輩のkon-masさんだから、話すんですけど、
仮想通貨を使ったビジネスっす。
「・・・なに言ってんだコイツ。」とか、「・・・またアホなことを」と思ったのを覚えています。
そして奴は私が興味ないと言っているにも関わらずつらつらと話し始めます。
要約すると
- これからはビットコインなど暗号資産の時代です!
- 暗号資産を普段使いできるようにする活動する企業への投資です!
- その会社はビットコインを日常的に使えるATMみたいなものを設置する活動をしてます。
- 今その案件に投資すると、そのATMの利用料とかが月〇十万とかがずっともらえます。
- 投資金額と紹介した人の数で会員ランクが上がるんで、僕のためにも投資しませんか?
当時話を聞いた時、本当に頭痛がしました。
もちろんその場で私は興味がない、それどころかそれはただの詐欺だから止めとけと言いましたが、彼は折れません。
その後も
これからの時代は仮想通貨っすよ!
俺、今が勝負だと思ってるんで!
そして聞いてもないのに彼は会社の名前や、近くでやるセミナーの日程や内容、いかに自分にこの案件を紹介してくれた人が素晴らしいかと語り続けました。
今思えばコイツをぶん殴らなかった自分をほめてあげたいくらい鬱陶しかったですね(笑)
そしてたまたま超が付くほどヒマな時に、その会社のHPを見ました。
ここでも頭が痛くなりました。頭痛が痛いとかそんなレベルでツッコミどころ満載でした。
ですが、可愛くないが職場の後輩が騙されるのは流石にかわいそうに思い、明らかにおかしいぞと言いますが案の定聞く耳持たず。
kon-masさん、考えが古いっす。昭和っすか(笑)
今思えば、そんなポンジ・スキームに騙される君の頭の方が昭和でしたよ。
そして部署移動によって、私はその部下と別部署になり、投資案件のことすら忘れそうになってた某日に
案の定経営破綻しました。
見事なポンジスキームですね
ほれ言わんこっちゃない!! その後そのボケ部下は
怪しいとは思ったんすけどね~。
でも人生大逆転するためには勝負するしかないと思ったんっすよ~。
流石まったく懲りてない!!
また彼はどっかで騙されて私にネタを提供してくれることでしょう。
対応策を考えた
対応策を考えてはみたものの、そもそも
- 自分で100%理解していないものには手を出さない
- 投資詐欺の主な手法(ポンジスキーム、マルチ商法、ネットワークビジネス)を理解する
- 投資の現実的な利回りを理解する。(投資の神様で年率約22%)
これらの地味なことしかないでしょう。
また基本的には美味しい話が降ってきたときは大概詐欺と思って疑ってかかること。
それでも万が一、どうしても気になっちゃった場合にはちゃんと調べること。
今回の会社、ビッ〇〇スターは私が超ヒマで調べたときで既に末期。
真っ黒な情報がたくさん。気付きやすかったにも関わらずたくさんの人が騙された。
当事者にとって耳の痛い話かもしれませんが、美味しい話に食いつくばかりで、おかしいぞと疑ってかからなかったということではないでしょうか。
例えばこの会社の場合、
- ビットコインの権利うんぬんって会社にもかかわらず暗号資産を取り扱う資格がない
- 金融庁から業務停止命令を受けた
- 暗号資産や情報分野などとは全く関係ない来歴をもった人物が代表者
などなど怪しさ満載。
そもそも会社の財務状況が全くオープンされていない時点で投資対象としては問題外でしょう。
またポンジ・スキームという手口を知っていれば、今回はまさにその典型例だったと気付けたのではないかと思います。
というわけで、投資をするうえで欠かせない知識の1つ、ポンジ・スキームについて、身の回りで起こった事例と一緒に解説しました。
また今回の内容に関連する記事として、「投資の大損から身を守る3つの防御法」シリーズを書き揃えました。
投資で勝てる方法は「未来は誰にも分からない」という前提から誰にも分かりません。
しかし投資で負けない方法は「勝つまで止めない」という1つの答えがあります。
それを実践するための具体的な方法がこれらです。
今回のポンジスキームと合わせて、これらを実践して気をつければ資産運用・投資で致命傷クラスの損害を被ることはないだろうというセットになります。ぜひご覧ください。
今後も読んでくれる人が豊かな人生を送るための1つのツールとして資産運用・投資を活用できるように、有用な情報を発信していくので、応援よろしくお願いします!!
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