ロードバイクの中でカスタムできるパーツは数多あるも、より速く走りたい!と思った時、効果が高いカスタムパーツはタイヤ、ホイールといった足回りでしょう。
特に完成車に付属している前後で2kgある重い鉄下駄ホイールなんかは、頑丈さくらいしか取り柄がありませんから。
とはいえディスクブレーキモデルのカーボンホイールって
最近やたら高い気がするのは気のせいでしょうか?
シマノやカンパニョーロ、フルクラムといったロードバイク界の有名メーカーでは、カーボンホイールといえば廉価版で十万中盤から後半、ハイエンドなぞ20万円を軽く超えます。
とてもじゃないが
そんな高いもの買えるかー!!
こんな風に思ってるパパローディーもいるでしょう。
カーボンフレームのロードバイクを購入しただけでも小遣い的にも妻からのプレッシャー的にもキツイのに、さらに20〜30万のホイールが欲しいなんて言ったら・・・
我が家ならば間違いなくぶっ飛ばされます。
ただそんな我々小遣いローディーでも優しい、破格のコスパでホイールをゲットできる存在をご存知でしょうか?
その名も中華カーボンホイールです!
中華カーボンと聞いてブラウザを閉じようとしたそこのあなた。ちょっとお待ちください!
この単語に拒否感を持つ人がイメージする中華カーボンは、某有名メーカー製のものではないのに某有名メーカーのロゴが入ったいわゆる偽カーボンパーツを思い浮かべてないですか!?
もちろんそんな粗悪品は当ブログでは紹介しません!!
というのも当ブログで紹介するのは、某有名メーカーのOEM生産の受注によってカーボンパーツの製造、設計ノウハウを培い、ついに自社ブランドを立ち上げるに至った中国の新興メーカーです!
その中でも今回は知る人ぞ知るメーカー
ICANのホイールラインナップを解説します!
というわけでこの記事では、カーボンホイールの購入をマジで検討している私が、性能とコスパのバランスを見極めたICANのホームページを隅々まで何度も確認してまとめたものです。
記事内ではICANについて忖度ない批評と製品ラインナップ、
そしてオススメホイールの紹介をしています。
ICANというメーカーについて詳しくは後述しますが、個人的にはコスパを考えてカーボンホイールを購入するなら、必ず選択肢に入れるべきメーカーです!
特に完成車付属の鉄下駄ホイールをまだ履いている人や、コスパの高いカーボンホイールを探している人は、ズバリこの記事を読んでください!!
購入時に使うとよりお得に購入できるクーポンコードもICANさんからもらっているので、よりお得に買うなら必見です!
そもそも何者!?ICANというメーカーについて
さてそもそもICANとは何者まずはICANというメーカーについて解説していきます!
よく中華ホイールには「怪しい」って印象がありますが、
ここではICANがその手の怪しいメーカーでないと分かってもらえればと思います。
まずICANは2009年に中国深圳で創業、ロードバイクのカーボンフレームやカーボンホイールを製造、販売しているメーカーです。
気になるカーボンフレームやカーボンホイールの製造ノウハウは、創業初期に他メーカーの製品を受注製作するOEMで培ったもの。
これはICANに限らず、中華カーボンパーツで有名なメーカーの多くが同じようにOEMによってカーボンパーツの製造ノウハウを培ったパターンが多いです。
そしてOEMでカーボンパーツの製造ノウハウを蓄積し、ついに自社で企画、設計し自社製品を製造、販売するに至っています。
比較するには規模が違い過ぎますが、要はGIANTやMERIDAといった今やワールドツアーチームに機材供給しているメーカーと元は同じ。
この製造メーカーがちゃんと法人化しているメーカーで、且つそのメーカーにちゃんとしたカーボンパーツの製造ノウハウがある点が怪しい格安中華パーツと一線を画す点なんですね。
ICANの場合はさらに使用するカーボンが日本の東レ製とはっきり明示。
しっかりとノウハウがあって且つちゃんとした素材を使っている点安心できますね。
まともな中華パーツと怪しい中華パーツの特徴を列挙しました。
ここで出した怪しい方の特徴全てに該当する場合の商品は安物買いの銭失いになりかねないので、手を出すべきではないでしょう。
さて話をICANに戻しますが、そんな中華カーボンパーツ界隈でのICANの特徴は圧倒的なコスパです。
ICANではカーボンホイールが一番下のグレードで76,800円!
この価格で購入できるのはやばいです!!
もちろんこれは一番下のグレードで、スポークやハブが廉価パーツなので、上位グレードには性能的に劣ります。
しかしこのグレードでさえリムがカーボンとなりリムハイト40mmで重量が1564g。鉄下駄からのグレードアップと考えた場合十分と思える人もいるでしょう。
それこそ今はアルミホイールの優等生、カンパニョーロのZONDAでさえ定価10万円を超えてしまうご時世。
同じどころかそれより安価にカーボンホイールが買えるなら欲しくなるのも無理もありません。
しかもその中華カーボンメーカーの中でもエントリーグレード帯でのICANのコスパはずば抜けています。
ICAN ALPHA50 DISC PRO | ELITEWHEEL Marvel 50D Disc Brake | ELVIS BIKE オロメ ヴァラール BH56D | |
リムハイト | 50mm | 50mm | 56mm |
重量 | 1597g±20g | 1692g±30g | 1745g±15g |
価格 | ¥76,800 | ¥85,695 | ¥97,290 |
しかもこのエントリーグレード含めたほぼ全てのモデルでリムハイトの高さを選べます。
一番選べるモデルで35mmから55mmまで5mm間隔でリムハイトを選べるのは嬉しいところ。
また海外メーカーの直販サイトでは避けられない送料、関税といった部分もコミコミの価格です。
ホイールなんてその大きさから意外と送料がかかるし、関税も金額が分かりづらいので、それらがコミコミなのは嬉しいですね。
気になるICANさんの心配なところ
と、ここまでICANさんのいいところを書きましたが、もちろんICANというメーカーには心配なところもあります。
- YouTube等のレビューが比較的古いものばかり
- HPの日本語が所々怪しい感じ
順に解説していきます。
YouTube等のレビューが比較的古いものばかり
まず気になる点の1つ目はYouTube等のレビューが比較的古いものばかりという点です。
このご時世、ホイールなどそれなりの価格の買い物をする場合に口コミやインフルエンサーのレビューといったものを参考にする人って多いですよね。
この点ICANさん、レビューが古かったり最新モデルのレビューがない点が残念なんですよね。
YouTubeのレビュー動画もほぼ2年以上前のものが多いですね。
紹介している商品ラインナップもAEROシリーズが多くALPHAシリーズも動画はあるものの、アップデートしたALPHA PROシリーズや新しいPieシリーズのレビュー動画なんかは見つけられませんでしたorz
個人的にはPIEシリーズのホイールが気になってるだけに、
情報がほぼないのはちょっと残念に思っちゃいます。
ただICANさんもYouTubeやSNSのアカウントがないわけではありません。
これらで商品の紹介や製造、組み立て工程について発信しています。
ただ1ユーザーとしては
第3者の公平(?)なレビューが見たいところです。
商品提供を受けたインフルエンサーのレビューが公平なのか?という問題は確かにあります。
しかし情報が全くないのと比べたら、このご時世レビューがある方が健全だと私は思います。
ステマ規制も厳しくなっていますし、
何より情報を受け取る側のリテラシーも向上してますからね。
というわけで、商品レビューが少ない点が残念というお話でした。
というわけでICANさま
当ブログにご依頼頂ければ全力でレビューさせていただきます!
よろしくお願い致します!
HPの日本語が所々怪しい
最後に紹介するのは、HPの日本語が所々怪しい点です。
まあこれはICANさんに限らず、海外メーカーの公式HPあるあるですが。
ただ最近のアップデートでHPの見やすさは大分向上しました。
とはいえ一部全然意味は通じるものの、日本語の言い回しが変な部分はあるのは最早どうしようもないっぽいです。
具体的にはセールの割引きは単純に○○円OFF!でよさそうなところ、わざわざ「節約!」と和訳する、そんな感じです。
とはいえこの手の翻訳も生成AIの進化で改善傾向にあるので
もうちょい時間が経てば改善されると思われます。
ICANのホイールラインナップを解説!
それではここからICANさんの商品ラインアップについて紹介していきます。
前述しましたが、ICANさんのロードバイク用ホイールは以下のようなグレード構成となっています。
- エントリーグレード「ALPHA PRO」
- 最もコスパの高いモデル!?「AERO」
- ハブをアップグレード「DT」&「FL MAX」
さて各グレードの解説に移る前に、ICANさんのカーボンホイールをお得に購入するためのクーポンコードを紹介します!
クーポンコードは
「KERODAMA」です!
このクーポンコードの使用で各商品5%割引されて購入することができます。
たった5%!?と言うなかれ。
10万円のホイール買うなら約5千円の割引。
そこそこ良いタイヤ1本買えちゃいます。
ICANのカーボンホイールを購入するならぜひこのクーポンコードを使ってお得に買いましょう!
それでは各グレードの詳細を順に解説していきます。
エントリーグレード「ALPHA」
まず紹介するのは、エントリーグレードのALPHA。
エントリーグレードというだけあり、魅力はなんといってもその価格。
10万円どころか8万円切るのは衝撃です。
8万円を切るのがどれだけヤバいかは、同じく中華カーボンホイールメーカーのエントリーグレードと比較すれば明らかです。
ICAN ALPHA50DISC PRO | ELITEWHEEL Marvel 50D Disc Brake | ELVIS BIKE オロメ ヴァラール BH56D | |
リムハイト | 50mm | 50mm | 56mm |
重量 | 1597g±20g | 1692g±30g | 1745g±15g |
価格 | ¥76,800 | ¥85,695 | ¥97,290 |
しかもこの価格はあくまで定価。定期的に行われる期間限定セール中であれば、よりお得に購入することが可能です。
さらにクーポンコード「KERODAMA」を使えばさらにお安く購入できるとなれば、本当にコスパがやばいです!
ちなみに以前は、ALPHAの中でもグレードがあり、無印のALPHAとさらにアップグレードしたALPHA PROがあったっぽいですが、いつの間にやら無印ALPHAが消えてます。
また2024年にワイドリム版が新商品として登場しており、最新のトレンドも逃しません。
というわけでALPHAグレードの主要スペックを見ていきましょう!
ALPHA PRO | ALPHA DISC PRO | ALPHA ワイドリム | |
カーボン素材 | 東レT700&T800 | 東レT700&T800 | 東レT700&T800 |
ブレーキ タイプ | リムブレーキ | ディスクブレーキ | ディスクブレーキ |
リムハイト | 40・50・55mm | 35・40・45・50・55mm | 38・50mm |
ハブ | NOVATEC製 F482SB-SL | ICAN製 D21 | ICAN製 D21 |
スポーク | Pillar社製 SA1423 | Pillar社製 SA1423 | Pillar社製 SA1423 |
リム幅 (内側) | 18.35mm | 18.35mm | 21mm |
重量 | 1421〜1521g ±20g | 1499〜1651g ±20g | 38mm1480±3% 50mm1570±3% |
価格 | ¥76,800〜¥78,800 | ¥76,800〜¥79,800 | ¥84,800・¥86,800 |
主要スペックをざっと見て気になるのが、やっぱりホイールの重量。エントリーグレードと言いつつ見ての通り、1500g付近に抑えられてます。
完成車付属のホイールが約2kgとよく言われるので、
400g近くの軽量化は効果的だし嬉しいところ。
とはいえ、コストカットのためかスポークはスチール、ハブは自社製品。ここが上位グレードとの明確な差です。
逆に言えばリムは共通。廉価版といいつつハイエンドモデルと同じカーボンリムがこの価格で使えるのはヤバいです!!
スポークの情報はあまりありませんでしたが、自社製D21ハブについては簡単な紹介動画がYouTubeに上がってます。
この動画でしっかり分かるとは言いません、情報があるだけマシって感じですね。
また太いタイヤや12速のコンポを使っている人は、
ワイドリムのAlpha38/50ワイドリムカーボンホイールがおすすめです!
こっちはリムハイトの選択肢が38と50mmの2択ですが、
前後異なるリムハイトが選べるのが面白いところ。
このALPHAグレードは、コスト面、見た目を特に重要視してカーボンホイールが欲しい場合の最有力候補です!
最もコスパが高い!?「AERO」
続いて紹介するのが「AERO」グレード。
AEROにもリムブレーキモデルのSシリーズと、ディスクブレーキモデルの無印AERO、ワイドリムのAERO WD、AERO Plusの計4つのモデルがラインナップされています。
AEROグレードは前述のAlphaグレードより2〜3万円くらいは価格が上がるものの、スポークやハブがグレードアップしています。
というわけで早速スペックを比較していきましょう!
ちなみにモデル数が多いので、比較して意味のあるディスクブレーキモデルのみ抜粋します。
AERO | AERO WD | AERO Plus | |
カーボン素材 | 東レT700&T800 | 東レT700&T800 | 東レT700&T800 |
ブレーキ タイプ | ディスクブレーキ | ディスクブレーキ | ディスクブレーキ |
リムハイト | 35〜50mm ※5mm間隔 | 38・52mm | 40・50mm |
ハブ | NOVATEC製 D411SB/D412SB | NOVATEC製 D411SB/D412SB | ICAN製 D01 |
スポーク | Sapim社製 CX–RAY | Sapim社製 CX–RAY | Sapim社製 CX–RAY |
リム幅(内側) | 18.35mm | 21mm | 23mm |
重量 | 1347〜1430g ±20g | 38mm1322g±20g 52mm1415g±20g | 40mm1380±3% 50mm1398±3% |
価格 | ¥105,800〜¥107,800 | 38mm¥108,800 52mm¥109,800 | 40mm¥118,800 50mm¥118,800 |
確かに価格も上がっていますが、Alphaグレードよりも100〜200g程度軽量ですね。
ただALPHAグレードでも言いましたがあくまでこれは定価。
期間限定セールではお得に買えますし、クーポンコード「KERODAMA」でよりお得に購入も可能です。
パーツ構成もハブがNOVATEC製、スポークがSAPIM製と低コストで高性能とコスパの高い構成へアップグレードしています。
唯一AERO Plusに使われているICAN製のD01ハブのみ全く情報がないのが不安なところ。
とはいえ流石にこのグレードのホイールで使われているハブが、Alphaグレードで使用されているD21ハブに劣るということは流石にないでしょう。
ICANさんに実際に聞いたところ、
D01ハブはNOVATECハブと同じ仕様の自社製品とのこと。
他にも多くのハブを作っているICAN製ならきっと大丈夫でしょう。
また趣味として楽しむロードバイク。性能面ももちろんですが、見た目も軽視できません。
個人的にはAERO WDやAERO Plusではなく、
AEROモデルのリムのデザインが好きです。
メーカーやブランドロゴが主張し過ぎない、この見た目は私好みです。
なおちょっと古い情報にはなりますが、このグレードはYouTuberのレビュー動画が複数上がってます。
そんなAEROグレードの紹介でした。Alphaグレードよりハイスペックなホイールを欲しい場合に、このAERO有力候補です。
ハブをアップデート「DT」&「FL MAX」
続いて紹介するのは「DT」&「FL MAX」グレードの紹介です。
このグレード帯を簡単に説明すると、見出しの通りハブをアップデートしたモデルです。
具体的にはDTグレードがAEROグレードの各ホイールのハブをスイスのDTSWISS社のDT240に。
FL MAXグレードがAERO WDというワイドリムモデルのハブがD28というICAN自社製のハブへそれぞれアップグレードされています。
両者に共通しているのが、ハブのアップグレードでフリーボディーがスターラチェット式となっている点です。
フリーボディはペダルを踏み込んだ時にホイールを回転させる一方で、足を止めてもホイールの回転を妨げない機能を持ちます。
そのうち下位グレードに使用されているD21ハブのフリーボディは、内側にある6本の爪が外側の溝に掛かることでフリーボディ、ホイールが回るという機構です。
対してアップグレードで導入されるスターラチェット式のフリーボディーは、6本の爪どころじゃない歯車が外側の溝と噛み合うことでフリーボディ、ホイールが回るという機構です。
互いに機能は同じですが、スターラチェット式の方が力の伝達効率やメンテナンス性に優れるといった特徴があります。
そんなスターラチェットはスイスのDT SWISS社が開発し、
DTグレードではそのハブが使用されます!
ただ唯一気になるのがそのお値段。ICANのホームページ中でハイエンドと言われるだけあってICANのホイールラインナップの中では最高値となっています。
リムハイトで金額が微妙に変わりますが、
約16万円と一気に価格が上がってます。
このようにICANのラインナップ中で比べてしまうとお高く感じますが、メーカーを問わずDT240を使っているホイールの中では最安級です。
メーカー | ICAN | LIGHT FAST | ELVISBIKE |
モデル名 | DT AERO50 | LF DT240 | オロメ ヴァラール DT45D |
リムハイト | 50mm | 50mm | 45mm |
スポーク | Sapim製 CX–RAY スチール製 | Sapim製 CX–RAY スチール製 | Sapim製 CX–RAY スチール製 |
価格 | ¥158,800 | 💲1424.85 ⇨¥202,329 | ¥183,300 |
※1ドル142円で計算 |
コスパの高いLIGHT FASTやELVISBIKEのモデルと比較してもなおダントツで安いです。
ちなみにこれ以外のメーカーでは平気で20万円超えます。
とはいえAEROグレードから一気に約5万円の価格が上がる一方で、同じスターラチェット式にも関わらず自社製品によってコストダウンを実現したのがFL MAXグレードです。
FL MAXグレードで使用されているD28ハブは公式YouTubeでも紹介されている通りスターラチェット式です。
というわけでDT、FL MAXグレードを比較してみましょう。
DT AERO | DT AERO ワイドリム | FL MAX | |
カーボン素材 | 東レT700&T800 | 東レT700&T800 | 東レT700&T800 |
ブレーキ タイプ | ディスクブレーキ | ディスクブレーキ | ディスクブレーキ |
リムハイト | 35〜50mm ※5mm間隔 | 38・52mm | 38・52mm |
ハブ | DTSWISS製 DT240S/350S | DTSWISS製 DT240/350S | ICAN製 D28 |
スポーク | Sapim社製 CX–RAY | Sapim社製 CX–RAY | Sapim社製 CX–RAY |
リム幅(内側) | 18.35mm | 21mm | 21mm |
重量 | 1416〜1550g ±20g ※DT350搭載モデル | 38mm1308g±3% 52mm1390g±3% ※DT350搭載モデル | 38mm1300g±3% 52mm1385g±3% 38&52mm 1338g±3% |
価格 | ¥156,800〜¥158,800 | 38mm¥156,800 52mm¥158,800 | ¥125,800 |
ただし1点注意事項ですが、注文画面でDT240搭載モデルしか選択できないのに、スペック表にはDT350搭載モデルの重量しか記載してないのがちょっと意味が分かんないです。
とはいえDT240とDT350で20〜30gくらいの差。
気にするか気にしないかはあなた次第です!
個人的にこのDT、FL MAXは、コストは無視できないけど性能に妥協したくない!って人におすすめのグレードです。
確かに価格が上がってます。AEROから約5万円、Alphaと比べてしまうと約7〜8万円と無視できないコスト増です。
しかし前述した通り、この価格でDT SWISS社のDT240ハブを使っているメーカーはICANの他にありません!
もちろんスポークなどコストを抑えた部分はあるもの、
コスパを考えた時の1つの到達点とさえ私は思います。
これ以上のスペックを求めるならもはやコスパを考えてはいけない気さえしますね(笑)
とはいえ価格が上がれば値引額も上がるクーポンコード「KERODAMA」
削れるコストを削るため是非ご活用ください。
そんなICANの「DT」と「FL MAX」グレードの紹介でした。
kon-mas独断!ICANホイールのおすすめランキング!
では最後に紹介した中から個人的なオススメをピックアップします!
というわけで早速結論!
- FL 52 MAXワイドリムカーボンホイール
- AERO45mmカーボンホイール
- DT AERO45mmディスクブレーキホイール
というわけでこれらのオススメポイントを解説していきます!
オススメ1ほぼハイエンド!?FL52MAX
まずICANのカーボンホイールの中で最も欲しいと思ったのがこのFL52MAXワイドリムホイールです。
このグレードをオススメ第一位とした理由は、スターラチェット型のフリーボディーのハブを搭載したコスパ最強カーボンディープリムホイールという点です。
このグレードに関してはICANにしては珍しく、提供を受けたYouTuber、荒北仮面さんからレビュー動画が上がってます。
製品ページの写真だとロゴがただの白文字なのが、動画のアイキャッチ画像で分かるように光の反射で虹色に見える点が分かるのも動画の良さですね。
欲を言えばカーボンスポークを使用したモデルがあれば
とか思ったりしますが、ICANさん、どうなんですかね?
オススメ2コスパ最強!?AERO45mm
2つ目にオススメとして挙げたのがAEROグレードの45mmです。
このAEROグレードはICANのラインナップ中の真ん中のグレード。
一番下のAlphaグレードから価格は上がっているものの、性能に定評のあるパーツへアップグレードされており、価格と性能のバランスはAlphaグレードより上なのが特徴です。
そんなAERO45mmを2つ目のオススメに挙げたのは、自分の主用途に合わせて選べるリムハイトと他グレードと一線を画すそのデザインです。
AEROグレードは35mmから50mmまで
5mm間隔でリムハイトが選べます!
リムハイトが低ければ軽量化、横風の影響を受けにくいといったメリットがある一方、空気抵抗が大きく平坦巡行が大変だとかのメリット、デメリットがあります。
またリムハイトが高い場合も空気抵抗の軽減や見た目のカッコ良さといったメリットがある一方、重量が嵩む点などデメリットがあり、どちらにも一長一短があります。
大切なのは自分の主な使い方、
走り方に応じたリムハイトの選ぶことです!
そういった意味で45mmというリムハイトは、「リムハイトが高すぎず低すぎずの軽量化と平地巡航のバランスをとった」という位置付けをしています。
また趣味の一環としてロードバイクを楽しむ分には妥協すべきでない見た目も、このAEROグレードは他のグレードと一線を画します。
なんとなくオシャレな感じがするのは僕だけでしょうか?
というわけで2つ目のオススメ、AEROグレードの紹介でした。
オススメ3 DTAERO45mm カーボンホイール
オススメホイールとして最後に紹介するのが、DT AERO45mmカーボンホイールです。
ICANのハイエンドグレードで、ハブにスイスの名門DT SWISS社のDT240を使用したモデルです。
このDT240というハブは性能に定評のあるハブで、さまざまなメーカーのホイールでも使用されています。
私がこのホイールをオススメの3つ目に挙げたのも
このDT240が使用されていることが主な理由です!
グレード紹介でも触れましたが、ICANのDT AEROはDT240を使用しているホイールの中では最もコストを抑えたモデルになります。
メーカー | ICAN | LIGHT FAST | ELVISBIKE |
モデル名 | DT AERO50 | LF DT240 | オロメ ヴァラール DT45D |
リムハイト | 50mm | 50mm | 45mm |
スポーク | Sapim製 CX–RAY スチール製 | Sapim製 CX–RAY スチール製 | Sapim製 CX–RAY スチール製 |
価格 | ¥158,800 | 💲1424.85 ⇨¥202,329 | ¥183,300 |
※1ドル142円で計算 |
とはいえAEROグレードから約5万円、Alphaグレードと比べてしまうと約7〜8万円のコスト増は受け入れられるでしょうか?
正直、ハブがグレードアップしただけでここまで金額が上がるもんか!?とも思うのも理解できます。
ただ「それでもDT SWISSのハブを使ってみたい!!」という熱いハートを持った人こそは是非このDT AEROグレードを使うべきでしょう。
もちろんそれ以外でも予算約16〜17万円程度で性能を追い求めた場合にもオススメのグレードとなります。
終わりに
以上中華カーボンホイールメーカーICANとそのホイールについての解説でした。
中華カーボンホイールメーカーというだけで、性能、強度的に不安視される点がもったいないと思ってまとめてみました。
今回まとめたICANさんは、公式ホームページや公式Xがしっかりあって、随時更新されている割に、マイナー感が否めませんでした。
その原因はやはり新興メーカーが大々的にYouTuberへ製品提供したり、雑誌に広告打ったりで露出が多くなったために、相対的にマイナーになっちゃった感じがします。
とはいえ他社のOEMで製品開発や製造のノウハウを蓄積して発展しただけに自社製品の品質は申し分ありません。
それだけにICANのことが全然知られていないのが悔しいです!
ロードバイクのカーボンホイールの最大のデメリットである「価格が高い」という点を、ICANのカーボンホイールは克服しています。
しかも紹介した価格はあくまで定価。
期間限定セールではお得に買えますし、クーポンコード「KERODAMA」でよりお得に購入も可能なのは最早バグとさえ思えます。
さらに言ってしまえば、リムブレーキモデルではブレーキ時に気を遣わないとリムを破損するリスクが大きいですが、ディスクブレーキモデルならその心配もありません。
そのためディスクブレーキモデルのロードバイクなら、ホイールの買い替えにはカーボンホイール、その候補としてICANのホイールがオススメです!
ここまでお付き合いありがとうございました!
このブログでは不定期にですが、ロードバイクでのロングライドを快適に楽しむノウハウやアイテムについて発信していきます!
このブログがあなたのサイクリングライフをより楽しくできますように!
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