普段車の運転中にも音楽を聴きながら運転するように、サイクリング中にも音楽を聴きたい!って思いませんか?
ただ基本的には音楽を聴きながらのサイクリング、自転車の運転は道路交通法違反となります。
厳密には
「イヤホンなどで周りの音が聞こえない状態での自転車の運転」
これが禁止されています。
ということは、耳を塞がず、周りの音が十分聞こえる状態であれば、自転車の運転中でも音楽などが聞けるということ。
事実、これは言葉遊びではなく実際に警察庁から通達が出されてます。
もちろんサイクリング中に周りの音が聞こえないのは、とても危険なのは言うまでもありませんし、だからこそ道路交通法で規制されています。
でも安全が担保されるのであれば、サイクリング中に音楽を聞きたいですよね!?
事実私も骨伝導イヤホンを使ってサイクリング中に音楽聴いてますが、
無茶苦茶快適です!!
というわけでこの記事では、サイクリング中に使えるイヤホンを紹介しています!
この記事で紹介するイヤホンはこちらです!
- Shokz OpenRun & OpenFit
- GEO BH330 & GW1BK
この記事を読むことでサイクリング中に使えるイヤホンについて正しく理解できますし、さらにはオススメイヤホンとその理由も分かります!
この記事を読んで、自分に合ったイヤホンを使ってサイクリングQOLを上げていきましょう!
そもそもサイクリング中にイヤホン使っていいの?
そもそも自転車に乗ってる時って
イヤホンとか着けちゃダメなんじゃないの?
もちろん基本的にはダメです。
しかし一部使っても大丈夫なイヤホンもあります!
それが今回紹介する骨伝導イヤホンやオープンイヤー型イヤホンです。
そもそも自転車乗車中にイヤホンなどで音楽を聴くのを禁じているのは道路交通法によるものです。
イヤホンで耳を塞ぎ、周囲の音が聞こえない状態では流石に危険ですし、警察もこの点を重要視して取り締まりを昨今取り締まりが強化されています。
そんな中骨伝導イヤホンやオープンイヤー型イヤホンが大丈夫と言ったのは、法律を現場レベルで運用するための詳細を定めた警察庁からの通知に記載があるためです。
長々と引用しましたが、大事なのは太字の部分のみです。
それ以外はほぼスルーで大丈夫です。
法第71条第6号の委任を受け、公安委員会規則において定めている規定の趣旨は、自転車利用時のイヤホン等の使用そのものを禁止することではなく、イヤホン等を使用して安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自転車を運転する行為を禁止することであると承知している。
イヤホン又はヘッドホンを使用した自転車利用者に対する交通指導取締り上の
この点、イヤホン等を片耳のみに装着している場合や、両耳に装着している場合 であっても極めて低い音量で使用している場合等には、周囲の音又は声が聞こえて いる可能性があるほか、最近普及しているオープンイヤー型イヤホンや骨伝導型イヤホンについては、装着時に利用者の耳を完全には塞がず、その性能や音量等によってはこれを使用中にも周囲の音又は声を聞くことが可能であり、必ずしも自転車の安全な運転に支障を及ぼすとは限らないと考えられる。
これらを踏まえ、イヤホン等を使用した自転車利用者に対する指導取締りに当たっては、イヤホン等の使用という外形的事実のみに着目して画一的に違反の成否を判断するのではなく、例えば、警察官が声掛けをした際の運転者の反応を確認したり、運転者にイヤホン等の提示を求め、その形状や音量等から、これを使用して自転車を運転する場合に周囲の音又は声が聞こえない状態となるかどうかを確認したりすることにより、個別具体の事実関係に即して違反の成否を判断すること。
留意事項等について(通達)
要約するとサイクリング中にイヤホンを使うことを禁止しているものではなく、イヤホン等で周りの音が聞こえない危険な状態で自転車に乗ることを禁止しているものです。
そのため物理的に耳を塞がない骨伝導イヤホンやオープンイヤー型イヤホンを使い、周囲の音が聞こえる程々の音量で音楽を聴く分には問題ないということです。
もちろんこれらのイヤホンを使っていても、大音量で使用するなど警察官に周りの音が聞こえてないと判断された場合は違反となる点は注意を要します。
また製品としてオープンイヤー型と謳ってはいるものの、警察官がパッと見て耳を塞いでいるように見えた場合も同様に違反となる可能性があるのも要注意ですね。
そのためオープンイヤー型といっても明らかに耳を塞いでいない形状であることを確認した上で購入するようにしましょう。
サイクリング中に使えるオススメイヤホン!
サイクリング中にイヤホンが使える法的根拠や注意点などを解説したところで、サイクリング中に使えるオススメのイヤホンを紹介します!
ただ個別の製品紹介の前に、まずサイクリングで使用するためこんなイヤホンを選びたい!って要件をまとめました。
まずは結論!サイクリングにオススメなイヤホンがこちらです。
- Shokz OpenRun&OpenFIt
- GEO GW1BK&BH330
それではこれらの特徴などを個別に解説していきます。
骨伝導イヤホンの先駆者 Shokz OpenRun & OpenFit
耳を塞がないイヤホンと言って欠かせない、骨伝導イヤホンの先駆者Shokz
私もShokzのOpneMoveというモデルを使っています!
今回私がオススメするのが、そのShokzからOpenRunとOpenFitです。
Shokzのミドルグレード OpenRun
まず紹介するのがShokzの骨伝導イヤホンのミドルグレードのOpenRunです。
Shokzの骨伝導イヤホンのラインナップは基本的に3種類。OpenRunはその真ん中に位置します。
ミドルグレードのOpenRunから耳に掛かる部分の形状が変わってよりフィット感が向上しています。
フィット感がイマイチだと、アイウェアやヘルメットのあご紐と干渉してしまい、骨伝導イヤホンがズレることがあるので、耳にしっかりフィットする形状は重要です。
実際にエントリーグレードのOpenMoveでは
このフィット感がもう一歩足りない感じなんですね。
OpenMoveでもランニングやウォーキングなどでは全くズレませんが、ヘルメットやアイウェアといった物理的に干渉するものがあるサイクリングではイマイチです。
その点ミドルグレードのOpenRunは耳の付け根に沿うような形状でフィット感が大きく向上しています。
また基本的なスペックもちょうどいいとこ突いてます。
OpenMove | OpenRun | OpenRunPro | |
バッテリー 駆動時間 | 6時間 | 8時間 | 10時間 |
充電時間 | 2時間 | 1.5時間 | 1時間 |
防水・防塵 | IP55防水 | IP67防水 (水泳除く) | IP55防水 |
重量 | 29g | 26g | 29g |
充電ポート | USB Type–C | 磁気誘導 | 磁気誘導 |
水分検出 | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
定価(税込) | 11,880円 | 17,880円 | 23,880円 |
特に連続使用8時間が嬉しいところ。
またOpenRun以上から急速充電機能が搭載され
5分の充電で1.5時間の使用が可能です。
ただ唯一の難点が充電ポートが独自規格となっている点です。
- ケーブル1本余分な荷物が増える。
- 付属のケーブルを破損・紛失すると充電不可となる。
ロングライドや旅行では無駄な荷物は極力削りたいので、
充電ケーブルを使い回しできないのは地味なデメリットです。
とはいえShokzが無駄に独自規格を使用してるわけではなく、充電ポートを独自規格にすることで充電ポート付近の水分を検出する機能を付けています。
この機能によって水分による機器の故障を防げるわけですね。
また公式から専用の充電ケーブルがお手頃価格で販売されてます。
独自機能+安価に充電ケーブルが購入可能
この2点があるので、充電ポートが独自規格でもいいと思います!
そんなOpenRun、どうせ購入するならお得に購入したいところ。
公式ホームページから購入するのが一番安心な気がしますが、明らかに公式ホームページ以外からの購入の方がお得に購入できます!
とはいえ片っ端から価格チェックするのは面倒なので
ここは要チェック!!ってとこを搔い摘んで紹介します。
- 楽天市場
- eーイヤホン
- Qoo10
それぞれを大雑把に解説すると
- 〇最安値付近で購入可能のうえ、楽天ポイントが貯まる。
- 〇中古品も許容できるなら更にお得に購入可能。
- ✕楽天市場の中でさらにお得に買えるショップを探すのが面倒。
Shokz SKZ-EP-000003 コズミックブラック OPENRUN [骨伝導ワイヤレスヘッドホン] 価格:14941円 |
とりあえず楽天市場で現時点の最安値ショップのリンクを貼っときます。
- 〇オーディオ専門サイトのため、専門的な問い合わせにも対応可。
- 〇中古品も許容できるなら更にお得に購入可能。
- ✕最安値から若干高めの価格設定。
- 〇ほぼ最安値での購入が可能。
- ✖︎ポイント還元などがほぼない。
基本的にこの辺を見比べて購入すればお得に購入できるので、
自分に合う場所でお得に購入しちゃってください!
Shokzのオープンイヤー型 OpenFit
次に紹介するのが同じくShokzからOpenFitです。
こちらは骨伝導イヤホンではなく、オープンイヤー型イヤホンです。
音が出る仕組みだけでなく、形状なども全くの別物。
OpenRunが両耳一体型なのに対してOpenFitは左右独立型となっており、イヤホン部だけ見ればかなり小型化されている印象です。
そして気になる基本スペックがこちら。
比較として2機種一緒に載せときます。
OpenFitAir | OpenFit | OpenRun (参考) | |
バッテリー 駆動時間 | 6時間 | 7時間 | 8時間 |
充電時間 | 1時間 (イヤホン) 2時間 (充電ケース) | 1時間 (イヤホン) 2時間 (チャージングケース) | 1.5時間 |
防水・防塵 | IP54防水 | IP54防水 | IP67防水 (水泳除く) |
重量 | 8.7g ± 0.2g (イヤホン) 56.4g ± 2g (充電ケース) | 8.3g ± 0.2g (イヤホン) 57g ± 1g (チャージングケース) | 26g |
充電ポート | USB Type–C | USB Type–C (チャージングケース) | 磁気誘導 |
定価(税込) | 19,880円 | 24,880円 | 17,880円 |
この主要スペックの中で嬉しいのが、充電ポートがUSBのType–Cである点及び9g以下の軽量の2点です。
充電ポートがType–Cで嬉しいのは他の機器と充電ケーブルを共用可能だったり、万一忘れたり紛失してしまっても簡単に手に入る点が大きなメリット。
また軽量化によって装着時の違和感の軽減や、長時間の装着による耳の痛みや首への負担軽減などもロングライドにおけるメリットと言えます。
もちろんOpenRunの26gも十分軽量ですが、
OpenFitの9gはもっとすごいです。
また耳に掛けるフック部分がとてもスラッとしており、アイウェアやヘルメットの顎紐と干渉してイヤホンがズレ落ちるといったことが極力ないような形状となっています。
さてShokzから2機種紹介しましたが、問題なのは自分にはどっちが向いてるのか!?って部分ですよね。
主観満載で私なりに向き不向きを解説するなら以下の通りです。
- 軽量なモデルを求める人。
- 充電ポートがUSB Type–Cでないと許容できない人
- 骨伝導イヤホンのこめかみの圧迫感が気になる人
- 充電ケースの防水対策まで考えるのが面倒な人。
- イヤホンに2万円も出せないって人。
- 耳の形状が特殊な人。
OpenRunの方で触れた耳の形状が特殊な人というのが、格闘技やラグビーなど一部球技の経験者で見られるようないわゆる柔道耳や餃子耳と呼ばれる状態のことです。
このような耳の方は、従来であれば使えるイヤホンに制約がありましたが、骨伝導イヤホンであればこういった方をはじめ、耳の形状に関係なく使用できるのがメリットですね。
こちらもOpenRunで紹介したと同じ場所をチェック、比較して購入するのが最もお得に買えるので、それぞれの商品ページを貼っておくので要チェックです!
GEOBH330&GW1BK
ここまで我慢して読んだけど
イヤホンに1万円以上出せるか!!!!
こう思われた方、お待たせ致しました。
一万円どころか5千円ちょいで買える
オススメのブツを紹介します!
早速結論!
- GEO BH330
- GEO GW1BK
早速個別に解説していきます!
GEOの骨伝導イヤホン BH330
まず紹介するのはOpenRunと同じような両耳一体型のBH330です。
特筆すべきはその値段。3,278円と5千円を大きく切るのはやばいです。
というわけで主要スペックです。
BH330 | OpenRun | |
バッテリー 駆動時間 | 7.5時間 | 8時間 |
充電時間 | 約2時間 | 1.5時間 |
防水・防塵 | IPX6防水 | IP67防水 (水泳除く) |
重量 | 26g | 26g |
充電ポート | USB Type–C | 磁気誘導 |
定価(税込) | 3,278円 | 17,880円 |
こうして見るとバッテリー関連と防水がちょい劣るように見えますが、ぶっちゃけ誤差ですね。
さて主要スペック以外の違いを見ていきましょう。
まず外観。耳に沿ったような形状に、耳掛け部分もスラっとしており、アイウェアやヘルメットの顎紐との接触でズレ落ちたりなどは大丈夫そうなのは好印象。
また音質については、言いにくいですが値段相応といったところ。
- 歌声が際立って聞こえやすい。
- 骨伝導イヤホンにありがちな低音が弱い傾向が顕著。
- 騒音の大きい場所では聴こえづらい。
また操作性に関しても、本体に電源ボタンしかなく、音量調節などを接続したスマホの操作でやらなきゃいけない点がマイナスです。
とはいえ骨伝導イヤホンがこの値段で試せるのはすごい!
音質や操作性の許容範囲は個人差が大きいところなので、音質や操作性が自分にとって許容できるかは使ってみないと分かりません。
そのため骨伝導イヤホンが気になるけど、1万円とか2万円とか出せないという方が、とりあえず骨伝導イヤホンを試す!というノリでの購入がオススメです。
気に入ればそのまま使ってヨシ!
気に入らなかったり、より良いものが欲しくなったら
メルカリなどに出すのもヨシ!です。
現にメルカリなどで結構売買されてます。
とはいえメルカリに出してアレコレやるのが面倒という場合は
e⭐︎イヤホンに買取に出すのもいいでしょう。
e⭐︎イヤホンでは店舗での買取はもちろん、宅配買取もやってます。
というわけでゲオの骨伝導イヤホンBH330が気になったら、ゲオのオンラインサイトから要チェックです!!
見た目スッキリ ゲオの耳掛け式骨伝導GW1BK
最後に紹介するのが、こちらも1万円以下で試せる骨伝導イヤホン。
ゲオからGW1BKです。
値段は5,478円とBH330よりはお高め。とはいえ骨伝導イヤホンとしては破格のお値段。
またこちらは片耳ずつ独立しており、耳の横にクリップのように引っ掛けて使用します。
というわけでこちらも主要スペックです。
GW1BK | OpenFit | |
バッテリー 駆動時間 | 約8時間 | 7時間 |
充電時間 | 約1.5時間 | 1時間(本体) 2時間 (チャージングケース) |
防水・防塵 | IPX4防水 | IP54防水 (ケース除く) |
重量 | 約9.5g (片側イヤホンのみ) 約80g (ケース・イヤホン合計) | 8.3g±0.2g(本体) 57g±1g (チャージングケース) |
充電ポート | USB Type–C 充電ケース | USB Type–C チャージングケース |
定価(税込) | 3,278円 | 24,880円 |
スペックシート上の比較では、確かにOpenFitと比較して防水性能や重量面で若干劣るものの、価格差を考えれば仕方ないと思える程度の差です。
そしてスペックシートに書かれない音質などについて。正直値段相応の差があるとは思えません。
- 静かな場所ではよく聞こえるが、騒音に負ける時がある。
- 低音が弱い気もするが、ながら聴きする分には必要十分な音質。
- 普通に使用する音量であれば音漏れもあまり気にならない。
さらに用途をサイクリング中での使用にフォーカスするとポイントは3つです。
- ヘルメット脱着時の接触によるズレ・脱落に注意。
- 未舗装路などの走行時に振動によるズレ・脱落に注意。
- 走行中は風切り音に負けないようなものを聞きましょう。
1つ目と2つ目はズレ・脱落に関して。文字通り接触や振動によるズレ・脱落に注意が必要というもの。
これはイヤホン装着時に痛みや圧迫感がない程度の絶妙なフィット感のためで、ヘルメット装着時にあご紐と接触したり、未舗装路のような大きな振動などでズレ・脱落する恐れが少しだけですがあるためです。
3つ目、サイクリング中は風切り音などでいわば騒音下と似たような環境での使用になります。
そのため選曲によっては、サイクリング中に全然聞こえないということもあり得ます。
これが速度の落ちるヒルクライムとかなら全然聞こえると思います。
また女性歌手の曲のような高音域メインの楽曲なら影響は小さいと思われます。
・・・知らんけど
ただBH330よりも値が張るとはいえ、骨伝導イヤホンにしては破格です。
それこそBH330で前述しましたが、音質や操作感をどこまで許容できるかについては個人差が大きいので、骨伝導イヤホンをお試しするのにうってつけ。
気に入ればそのまま使ってヨシ!
気に入らなかったり、より良いものが欲しくなったら
メルカリなどに出すのもヨシ!です。
現にメルカリなどで結構売買されてます。
とはいえメルカリに出してアレコレやるのが面倒という場合は
e⭐︎イヤホンに買取に出すのもいいでしょう。
e⭐︎イヤホンでは店舗での買取はもちろん、宅配買取もやってます。
というわけでゲオの骨伝導イヤホンGO-BCHGW1BKが気になったら、ゲオのオンラインサイトから要チェックです!!
まとめ
というわけでサイクリング中でも使えるオススメイヤホンを4つほど紹介しました。
再度確認ですが、確かにこれまで紹介した骨伝導イヤホンや、オープンイヤー型イヤホンで耳を塞がず、周囲の物音が聞こえる状態であれば、道交法上使用可能です。
ただあくまで耳を塞がず、周囲の物音が聞こえる状態なのが大前提。警察官の呼び掛けが聞こえないレベルの音量で使うのは道交法違反となり得ます。
危険な使い方や、誤解を招く使い方に気をつけましょう!
そして紹介した4つのおさらいです。
- 性能にこだわるならShokz OpenRun&OpenFit
- お試しにオススメコスパ最強ゲオの骨伝導イヤホン
BH330&GW1BK
Shokz SKZ-EP-000003 コズミックブラック OPENRUN [骨伝導ワイヤレスヘッドホン] 価格:14941円 |
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