ローディーが遭遇するトラブル第一位といえば・・・
タイヤのパンク
これについて議論の余地はあるでしょうが、ここで別のレアなトラブルを挙げる人は機材のメンテナンスをしっかりやってみるか、お祓い行くかをオススメします(笑)
さて冗談は置いておき、誰しも一度は遭遇するパンク。
私が使用している、そしてユーザー数も多いであろう「クリンチャータイヤ」のパンク修理は大きく2つ
- 中のチューブを新品に交換する。
- 穴の開いたチューブを補修する。
この両者にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらが優れているとかはその時の状況により最適解が分かれます。
申し遅れました、自己紹介を3行でさせてください
- ロードバイク歴もうすぐ10年のロードバイクブロガー
- 1日の最高走行距離は約230km
- 体重は90kgオーバー。パンクへのエンカウントは数え切れず
今回の記事ではこの「パンク修理」について
私がちょっと(?)他人よりメタボなせいか、常人よりパンクに遭遇しやすい私が自らの経験を元にパンク修理方法について綴ります。
その中で
- 2通りあるパンク修理方法のそれぞれのメリット・デメリット
- 私が実践しているパンク修理対応
- パンク修理にオススメアイテム
の両者を比較しながら私が実際にしているパンクへの対応を紹介して、世の初心者ローディーの参考にして頂ければと思います。
遭遇すると本当に面倒なパンク。
パンク対応その1 ~チューブ交換~
チューブ交換の方法
解説するまでもないと思われますが一応手順を。
- ホイールを外し、チューブを取り出す
- タイヤ側の破損状況を確認
- チューブ交換
- チューブを戻し、タイヤをはめて空気を入れる
といった感じ。
それこそYouTubeでたくさんの動画が上がってるので、交換方法の詳細やコツなんかはいろんな動画を見るのもアリです。
またよくある、というか私が良くやらかすミスが
2.タイヤ側の破損状況を確認
ここでタイヤを突き抜けて刺さってた釘などを見落としてまたチューブに穴を開けたり
4.チューブを戻し、タイヤをはめて空気を入れる
タイヤとリムの間にチューブを挟んだまま空気を入れてしまい、チューブをバーストさせたり
などなどいろいろやらかしています。
一見すると単純な作業で、動画などを見ただけだとミスなく出来そうですが、ライド中の疲労や予定外のトラブルに遭遇した動揺などで普通の状態ではありません。
そのため単純な作業でもミスが起きてしまうのです。と言い訳しておきます。
チューブ交換のメリット
そんなチューブ交換のメリットは
パンク対応が早く楽に終わる!!
これに尽きます。
ご存知の通り作業が単純であるうえ、チューブ補修で必要な最大の厄介ごとである「パンクした場所の特定」が必要ないという点が、早く楽が出来る一番の理由です。
実際に私もライド中のパンクにはチューブ交換で対応しています。
チューブ交換のデメリット
一方でデメリットはこんな感じです。
- 予備のチューブが荷物になる
- 持参するチューブの数だけしか対応できない
順番に解説していきましょう。
予備チューブが荷物になる
チューブ交換するためには当たり前ですが、チューブを持っていなければいけませんが、これが案外荷物になります。
ロードバイクではただでさえ荷物を積載するスペースが限られています。
それこそツールボトルや、サドルバッグで携帯工具や予備のチューブを入れるわけですが、これがまた場所を取ります。
ちなみに私も携帯工具や予備チューブもツールボトルに入れていますが、ツールボトルの半分をこの予備チューブが占めています。
見ての通り左半分がチューブで占められています。
所持するチューブの数だけしか対応できない
前述のとおり私もロードバイクに乗るときには必ず持って行きますが、持って行けるどうしても数は限られます。
私の場合、ツールボトルの中に入る2本しか持って行けませんし、それより大きいサドルバッグを使っていたころでも2本だけ。
つまりパンクの対応が出来るのも2回までです。
普通はこれで大丈夫と思いがちですが、一旦パンクの神様が降臨すると下手したら2回では足りない可能性も出てきます。
我々ローディーは途中でチューブが補充できるような場所ばかりを走るわけではありません。峠道など人気のない場所はもちろん、近くにロードバイクのチューブを販売する場所がない場合も十分に考えられます。
パンク対応その2 ~補修パッチを貼る~
パッチ補修の方法
こちらも言うまでもありませんが手順を確認しておきましょう。
- ホイールを外し、チューブを取り出す
- チューブの破損状況を確認
- タイヤ側の破損状況を確認
- チューブのパンク部分のやすりがけ
- ゴムのりの塗布、補修パッチを付ける
- チューブを戻し、タイヤをはめて空気を入れる
大雑把にはこんな感じです。
チューブの破損場所の確認とチューブの補修で単純に工程数が増えてます。
さてこちらも同様にメリット・デメリットを確認していきましょう。
パッチ補修のメリット
私の考えるパッチ補修のメリットは以下の通りです。
- 補修キット一式そろえても省スペース
- チューブよりも手に入れやすい
では同じように解説していきましょう。
補修キット一式そろえても省スペース
チューブの補修キット一式はこれらで構成されています。
- 補修用パッチ
- ゴムのり
- やすり
- タイヤレバー
構成は一部の商品で異なる部分はありますが、おおよそこんな感じです。
複数回分、それこそ4回分以上の修理キットを持ち込んでも、ツールボトルの中で大きく場所をとるなんてことはありません。
この省スペース性は、荷物の限られる、荷物をなるべく減らしたいローディーにとってすごく大きな武器です。
チューブよりも手に入りやすい
ご存知の通りロードバイクに使われているチューブはど・マイナーな規格であり、ロードバイクなどのスポーツ自転車を取り扱っているショップでないと大体置いていません。
一方で補修用のパッチは、スポーツ自転車なんか取り扱っていない町の自転車屋や、百均でも置いてあります。
なんてったってクリンチャータイヤなら、ママチャリだろうが、ロードバイクだろうが関係なく使えます。
そういった意味で需要があり、入手難度がごく低いものである点は、こちらも大きなメリットでしょう。
パッチ補修のデメリット
メリットの一方でどうしても生じるデメリットがあります。
- チューブの補修に時間、手間がかかる、ある程度の慣れが必要
- 穴の大きいパンクに対しては対応できない
こちらも解説します。
チューブの補修に時間・手間がかかる、慣れが必要
前述の通り工程数が多いので、慣れていないとミスが起きます。
具体的には
- チューブの破損状況を確認
- ゴムのりの塗布、補修パッチを付ける
この部分でミスが起きます。例えば
- チューブの破損状況を確認するとき、穴が小さく見つけられない
- 補修パッチの貼る位置や接着が悪く、補修部分からエア漏れが生じる
前述しましたが、普通ならミスをしなさそうな工程ですがライド中の疲労やあせりなどの様々な状況では普段しないようなミスも起こり得ます。
また補修箇所からのエア漏れ、「結果として」補修ミスとなった場合などは手間もそうですが精神的なダメージは大きいです。
穴の大きいパンクに対応しきれない
当然補修用パッチより大きな穴が防げないのは言うまでもありません。
パンクは補修用パッチでふさぎきれるものばかりではなく、チューブがバーストするような大きな穴が生じることもありえます。まあここまで来ると穴と言えるか?と思いますが。
当然この状況ではチューブ交換しか対応方法はありません。
私のパンク対応と使えるオススメアイテム!
さてここまででパンクへの対応について綴りました。
それを踏まえての私の対応がこちら
今までの経験から考え、実践しているのはこの通りです。
理由としては
- チューブと補修用パッチ両方携行するのは、2回以上のパンクに備えるため。
- まずはチューブ交換で対応。楽ですし、せっかく走りに行っているから中断を最小限に。
- 穴の開いたチューブは補修してローラー用だったり、街乗り用クロスバイクへ利用
などなど。
穴の開いたチューブについては補修して再利用するか、そのまま捨てるか議論の余地はありますが、私はローラー用とか街乗りクロスバイク用、状態が良く、比較的近場を走る場合そのままロードバイクに使います。
補修チューブの利用にはそれなりにリスクがあるため、費用的な面で余裕があったりするなら補修せずにそのまま捨てるのも全然アリだと思います。
ちなみにチューブをお得にゲットするには、いろいろなところで開かれる各種イベントの物販ブースを活用するのが個人的にはオススメです。
参加したサイクルスポーツデイズ2021では購入しませんでしたが、普段1,000円近くするチューブが半額近くまで値引きされて購入できます。
もちろんメーカーやグレードなど希望の物がゲットできるわけではないというのはリスクですが、ゲット出来たら財布にはもちろん心にも優しいです。
パンク補修に使える!オススメアイテム
ここから私がオススメするパンク修理時に使えるオススメアイテムを理由を添えて紹介します。
まずは
ビニール手袋
パンク修理で紹介するのがまずコレかよ!?という声が聞こえてきそうですが、コレはすごい使えます!
たかがパンク修理ですが、案外チェーンオイルやタイヤそのもので手が汚れます。
ローディー全員から同意頂けると思いますが、特にこのチェーンオイルの汚れは落ちにくい。
しかもその汚れた手で無意識にお気に入りのジャージに触れてしまった日には・・・
そのためそもそも手が汚れないように、このようなビニール手袋をつけてはどうかというものです。
もちろんパンク以外の整備時にも使用できますし、いつぞや紹介した怪我した人の出血が止まらない時の応急処置「直接圧迫止血」を安全に処置を行うためにも使えます。
応急処置についてはコチラ。
写真の商品ではありませんが、普段家庭で水回りの掃除に使っています。
多用途に使えるというのもこのビニール手袋の利点と言えます。
補修用パッチ(応急用)
補修用パッチにはさまざまな種類がありますが、ここではゴムのりの付属していない、やすりで慣らして貼るだけの物を紹介します。
もちろんこの補修は応急処置であり、接着力はゴムのりをしようしたものに劣ります。
しかし一方でゴムのりを使用するよりも手軽に修復できるため、ライド中に補修する必要がある場合にはこちらを強くオススメします。
しかもこのパッチはかさばらず、ツールボトルの容量を圧迫しませんし、見ての通り金額的にも負担は大きくありません。
実際にツールボトルに入れたらこんな感じです。
緊急時の備えとして準備されてはいかがでしょうか?
タイヤブート
これまでクリンチャータイヤ内のチューブが破損したことについて書きましたが、パンクの原因としてタイヤそのものの破損もあり得ます。
タイヤに釘が刺さったままチューブを直したところでまたパンクするだけ。
そのためタイヤそのものの応急的な補修のためにオススメするのがこちらになります。
あくまで応急処置のため、交換可能な状況になれば新品のタイヤと交換する必要がありますが、しばらく走る分には十分。
まあ使った感想としてあまり粘着力がしっかりしているわけではないので、補修時に破損個所からズレないように気を付ける必要がある以外は特に不満はありません。
タイヤレバー
パンク修理の第一歩、タイヤをリムから外すときに活躍するタイヤレバーです。
いろんなメーカーからいろんな形のものが販売されていますが、特に私がオススメするのがこちらです。
まずレバーそのものが薄っぺらく、ツールボトルの容量を圧迫しない。
また他のタイヤレバーにない特徴として、タイヤをリムへ装着するときに中央のクリップ部分を使うことでスムーズに付けることができます。
これまで私は「はめにくいな~」と思ったクリンチャータイヤに遭遇したことはありませんが、自身の力に自信がない場合には、こういったギミックを使う必要があると思います。
電動空気入れ
これは私も使っていませんが、是非とも使ってみたい商品です。
パンク後にどうしても避けられないのはタイヤへの空気入れ。
携帯ポンプで何度も頑張ってプッシュするのは大変。
CO2インフレーターは慣れていないと上手く空気が入れられないまま、缶の空気を使い切ってしまう。
従来の携帯空気入れはこの2択だった、それに一石を投じたのがこの商品。
電動で空気を入れるタイプのもので、充電により繰り返し使用が可能。
使ったことがないので使用感を伝えられないのが非常に申し訳ありません。でも一度使用してバッテリーを使い切ったとしても、スマホなどの充電用にとモバイルバッテリーを持っていれば再度充電して使用することが可能という点がとても魅力的に感じています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
すごい見覚えのある、下手したら使っている商品を見かけたかもしれません。
しかしこの記事で改めてパンクへの対応について再考してもらうきっかけになったらと思います。
今後もパンク修理などの面白いギミックが登場したら改めて紹介したいと思います!!
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