ロードバイクで100kmや200kmというロングライドする時、心拍数って見てますか?
心拍数を見ることで、サイクリング中今のペースが自分にとってきついのか楽なのかが分かります。
またダイエットに最適な、脂肪を燃やせる心拍数など、心拍数から目的を絞ったトレーニングを行うことも可能です。
つまり快適なロードバイクライフ、効率的なロードバイクトレーニングには心拍計は欠かせません!
でもそんな心拍計、ぶっちゃけ
- 色々ありすぎてどんなのを選んで使ったらいいか分からない!
- ペース配分とかトレーニングに使えるらしいけど、どうやって使うの?
- 今自分が使ってる心拍計よりいいのってないのかな?
なんて疑問や悩みはありませんか?
そんな心拍計に関する悩みや疑問、この記事を通して解決させていただきます!
- ロードバイク歴10年以上。最長230kmの走行歴あり
- 心拍計の使用も10年以上。複数の心拍計の使用歴あり
- 今はGARMINのスマートウォッチを心拍計として使用
この記事を読むと
- サイクリング中に心拍計を使って分かること、できることが分かる。
- 心拍計の測定部位ごとの特徴が分かり、自分に合った心拍計を選べる。
早速結論です。
自分の乗り方から、まず心拍計の測定部位を決めましょう!
というのも測定部位ごとに、心拍計の特徴が大きく異なるためです。
- 主にクリテリウムなどレースのためロードバイクに乗ってる人
⇒測定精度を最優先して胸部測定式心拍計を選択 - 長距離のまったりサイクリングを主にロードバイクに乗ってる人
⇒スマートウォッチとしての普段使いも考えて手首測定式心拍計を選択 - ダイエット、トレーニングとか幅広く心拍計を使いたいけど、胸の締め付けが嫌
⇒胸につけないそこそこの測定精度の上腕・前腕測定式心拍計を選択
そして測定部位が決めてしまえば、この時点でかなり商品ラインナップが絞られるため心拍計を選ぶのは難しくありません。
ちなみに私のオススメは
- 手首測定式 ⇨ GARMIN Venu Sq 2 Music
- 胸部測定式 ⇨ BRYTON スマートハートレートセンサー
- 上腕・前腕測定式 ⇨ CATEYE OHRー31
心拍数でサイクリング中の自分をマネジメントしよう
そもそも心拍数とは「1分間のうちに心臓が拍動する回数」です。
最初にも書きましたが心拍数が分かることで、サイクリング中に自分の体にかかっている負荷が分かります。
基本的な強度と心拍数の関係はを大雑把にいうと
ヒルクライムなど高強度 ⇨ 180回/分程度の高い水準まで上がる
LSDなど低強度 ⇨ 100回/分程度までと上がり幅は緩やか
理屈としては運動で強度が上がると、体内で多くの酸素や栄養素を消費します。
その消費した分を補うために、心臓から全身に血液を送り出す回数を増やすので心拍数が増えるわけですね。
この自分の体にかかる負荷から分かること、できることは多岐にわたります。
- ロングライド中のペース配分に活用可能!
今のペースが自分にとって楽なのかキツいのか目安になる
心拍数から正確な消費カロリーが分かり、計画的に補給をとれる。 - サイクリングの目的に応じた負荷で走れる。
例えば…ダイエットのため、脂肪を燃焼しやすい心拍数を狙って走る
持久力アップのトレーニングに適した心拍数を狙って走る
などなど自分の伸ばしたい場所を選んでトレーニングできる
それこそダイエットを目的にサイクリングを始めた人には
心拍計はマストアイテムです!
こんな感じで心拍数を見て走れると、サイクリングの質が上がります。
もちろんプロ選手もレースやトレーニングで使用しています。
胸についている黒いのが心拍計です。
トレーニングの質や自分の体のケアに最もシビアなプロ選手が使用することからも、心拍数が指標として信頼性の高いのが分かります。
またトレーニングに心拍数を使う場合も、トレーニング目的に応じた心拍数を簡単に計算できます。
- 最大心拍数 = 220ー年齢
- ダイエットに効果的な心拍数=最大心拍数 ✖️ 40〜70%
- 持久力向上に効果的な心拍数=最大心拍数 ✖️ 70〜80%
- 筋力・運動能力向上=最大心拍数 ✖️ 80〜90%
こう書いてもちょっとイメージしにくいかもしれないので、
こんな感じで簡単に計算できます。
もちろんここで計算した最大心拍数はあくまで目安になるので、トレーニングを繰り返して最大心拍数以上に心拍数が上がれば、その数字を最大心拍数として再計算してください。
ちなみに心拍数帯を狙って走るのも、サイクルコンピューターで狙った心拍数帯で走れるように通知するアラート機能もあり、難しくはありません。
心拍計の種類と特徴まとめ
さてここからは具体的に、オススメの心拍計について紹介します!
そもそもサイクリング用の心拍計は、測定する部位によって分類でき、その特徴を大雑把にまとめると以下のようなります。
特徴 | |
胸部測定タイプ | 測定器をバンドで胸に密着させる最もメジャーな測定場所。 心臓の電気信号を読み取るので正確性はダントツ。 バンドで胸を締め付けられる圧迫感が気になる人も。 |
上腕・前腕測定タイプ | 上腕にバンドで巻き付けて測定する。 動脈の収縮を検知するが、測定精度がイマイチとのレビュー多 センサーの装着による違和感は少ない。 |
手首測定タイプ | 腕時計のように手首に巻き付けて測定する。 動脈の収縮を検知するが、測定精度がイマイチとのレビュー多 脱着が最も手軽に行える。 |
このように一長一短があるので、人によって自分に合う心拍計というのは人それぞれです。
ちなみに私が最初に使ったのは胸部測定式、
そして今使っているのが手首測定式の心拍計といった具合で色々使ってます。
そんな各部位ごと心拍計の特徴の詳細を解説する前に、全部位共通の心拍計選びの際に重要なポイントをまず解説していきます。
心拍計選びのその前に1 通信規格に要注意! ANT+とBLE
当たり前の話ですが、心拍計とサイクルコンピュータは無線通信で接続されます。
この場合に限らずロードバイクでは主にANT+とBLEという2つの通信規格が主に使われています。
それぞれ似たような性能の通信規格なのですが、互換性が全くありません。
そのため心拍計などを追加導入するのなら、今使っているサイクルコンピュータに対応する通信規格の心拍計を選ぶ必要があります。
ただ正直なところ気にしすぎる必要はなく、ほとんどのサイクルコンピューターはANT+とBLEの両方に対応しているものがほとんどです。
気にしなければいけないのは、ZWIFTなどのインドアトレーニングの場合でパソコンやスマートフォンなどと連携する場合です。
ロードバイク界隈ではメジャーなANT+も、一般的にはまだマイナーな通信規格のためパソコンやスマートフォンとの連携にはBLE対応が必要になります。
ただ最近の心拍計はほとんど両方の規格に対応していますが、中には片方の通信規格にしか対応していないものもあるので要注意です。
心拍計選びのその前に2 固定用バンドが簡単に交換できるものを選ぼう!
2つ目のポイントは心拍計本体ではなく、心拍計を体に固定するバンドについてです。
この固定バンドは心拍計を体に密着させるため、装着時に固定用バンドはある程度の強さで引っ張られるため、繰り返しの使用で劣化します。
またサイクリング中に着けるので、汗の影響も受けます。
特に影響を受けるのが心拍計とバンドの接続部で、これは私の実体験です。
シリコンバンドどころか根元の接続部からもげました。
今思えば汗などが入り込んで劣化したのかなと思います。
そのためサイクリングに限らず運動中に使用するものは、接続部などが簡単に脱着できて洗浄などメンテナンスできるもの、万一破損した場合でも交換部品が簡単に手に入るものがオススメです。
脱着しやすさNo.1 手首測定式心拍計
まずは私も使っている手首測定式の心拍計についての解説です。
まずはその特徴を大雑把にまとめたものを見てみましょう。
測定精度 | 測定方法は手首式と同じ。血管の収縮を検知する。 走行中の振動をハンドル経由で受けるため、他と比較すると劣る |
脱着の手間 | 脱着は腕時計のようにバンドで巻きつけるだけ。 心拍計の中で最も脱着が簡単 |
製品ラインナップ | 他の心拍計と比較してスマートウォッチとしてラインナップは豊富 価格は他の心拍計と比較して高め。 |
まず手首式心拍計が他と比較して最も優れる点として、脱着が容易で挙げられます。
手首測定式の心拍計は脱着は、腕時計のようにバンドで手首に巻き付けるだけです。
脱着が容易なので、心拍計と皮膚との密着がイマイチで計測できていない場合や、心拍計のバッテリー低下で、充電や電池交換する場合などでも利点になります。
またスマートウォッチとして、サイクリング以外のランニングやウォーキングにも使用でき、日常の体調管理にも活用できる点は大きな長所です。
もちろんこの簡単に脱着できるのは、サイクリングでも大きなメリットがあります。
長距離サイクリングではいろいろ荷物が多いと思いますが
皆さんは忘れ物とかしないですか?
私はよく忘れ物します!
ロードバイクでの長距離サイクリングでは、サイクルウェアや補給食など準備するものがそれなりにあり、走り出す直前で忘れ物に気付いた!という話も珍しくありません。
もしサイクルウェアに着替え終わった後で心拍計を装着し忘れてたと気付いたら?
そんな時でも手首測定式の心拍計なら、すぐ手首に取り付けられます。
これが胸部測定式や上腕測定式では装着のためウェアを脱ぐ必要があります。さらにこれが冬用ウェアなら?その手間について考えたくもありませんね。
ただ残念ながら、そんな手首式心拍計にも
測定精度が他と比べてイマイチという難点があります。
というのも手首は、ハンドルを通じて走行中の振動が伝わる場所のため、手首測定式心拍計もそういった外的要因の影響を受けます。
また同じく測定精度がイマイチなもう1つの理由として、測定方法も胸部式心拍計と異なり、手首の大きな血管の収縮を検知して数値を出しています。
これが心臓の電気信号を検知する胸部測定式のものと比較すると、数値の精度がイマイチというレビューが多く見られます。
- ヒルクライムなどで明らかにキツいのに低い値を示す。
- 胸部測定式と比較して、数値計測のレスポンスが遅い。
- 路面状態が悪いなど、心拍計に振動が伝わると異常な測定値になる。
測定の精度については、センサーだけでなく内部のソフトウェアのアップデートによって改善傾向にあるとのレビューも多数ありますが、やはり構造的に埋められない差があるようです。
とはいえ測定の精度については、未舗装路の走行による振動、レースやそのトレーニングのように急激なペースの変動がなければ、ある程度信頼できる数値が出ます。
最後に無視できないコスト面。手首測定式心拍計は残念ながらお高いです。
というのも心拍計としての機能に加えて、スマートウォッチとして様々な機能がついているためです。
もちろん機種によって機能の有無に差がありますが、スマートウォッチの主な機能をざっと挙げると
さてこれらの特徴から手首測定式心拍計をオススメできる人、できない人をまとめます。
昔からの定番 胸部測定式心拍計
次に紹介するのは、昔からの定番の心拍計である胸部測定式心拍計です。
その特徴を大雑把にまとめました。
測定精度 | 全ての心拍計の中で最も精度が高い。 |
脱着の手間 | 胸部にバンドで巻き付けるので手間が大きい |
製品ラインナップ | ラインナップはそこそこあるが似たり寄ったり。 メーカー・製品による差が小さい傾向。 |
長所の中でも特筆すべきは 数値の正確さ & 電池の保ち
この2つです。
というのも数値の正確さは、その他と違う測定方法と体幹部に心拍計があることで、振動などの外的影響を受けにくい点が主な理由です。
というのも手首測定式などが血管の収縮を検知するのに対し、胸部測定式は心臓の電気信号を検知する方式と同じ心拍計でも全く異なります。
この測定方法の違いが、胸部測定式心拍計が外的影響を受けにくく、高い測定精度を持つという面において他と比較して一歩抜き出ている理由です。
またもう1つ、電池の保ちが圧倒的に長いのも他と比較して圧倒的です。
あくまで商品の一部の比較になりますが
メーカー | 商品名 | 使用時間(仕様上) |
GARMIN | HRM~DUAL | 最長3年6か月 |
BRYTON | スマートハートレートセンサー | 1日1時間の使用で 24か月 |
IGPSPORT | HR40 | 約340時間 |
正直言うと使用可能時間を「○時間」と分かりやすくして欲しいところですが、とりあえず使用可能時間が他と比較して明らかに長いです。
他の心拍計の使用可能時間が数十時間というところ
明らかに桁が違いますね。
またこれら胸部測定式心拍計のほとんどはボタン電池を使った電池式です。
ここで使用されているのはボタン電池のCR2032というコンビニでも手軽に手に入る電池なので、万が一ライド中に電池が切れても容易にリカバリー可能です。
ただそんな胸部測定式の心拍計の難点が胸の締め付けが気になる点と脱着の手間が大きい点です。
胸部測定式の心拍計の装着は、基本的に胸部をぐるっとバンドで囲むことでセンサーを胸の素肌に密着させます。
この密着が不十分だと心拍数を正しく読み取れませんし、逆に締め付け過ぎると胸の締め付けが不快ですし、度を越すと呼吸が苦しくなります。
またバンドを使って装着するだけなので心拍計の脱着は難しくないですが、サイクルウェアを着た状態だと脱着の手間は大きいです。
夏場ならまだマシですが、冬場の何枚も重ね着した状態での
心拍計の脱着は本当に面倒くさいです。
さてそんな胸部式心拍計の長所をそのままに、短所を克服した商品が
AirFitです!
要は心拍計をバンドではなく、テープを使って貼って装着します。
そのため心拍計と素肌の十分な密着を得られる上、バンドによる装着の手間や締め付け感といったデメリットを解消します。
ただし皮膚に直接貼るテープが使い捨てであるため、継続使用するとなるとランニングコストがかかるという新たなデメリットが生じます。
とはいえこの使い捨てのテープが一枚約120円。まとめ買いでもう少し単価が下がることを考えると、十分使用する価値があります。
さてこちらもその特徴からオススメできる人、できない人をまとめます。
夏期限定でオススメNo.1!? 上腕・前腕測定式心拍計
最後に紹介するのが上腕・前腕測定式の心拍計です。
まずはその特徴がコチラ
測定精度 | 測定方法は手首式と同じ。血管の収縮を検知する。 手首式より振動など外的影響を受けにくい。 しかし胸部測定式よりは外的影響を受ける。 |
脱着の手間 | 脱着は上腕にバンドで巻き付ける。 そのため半袖ジャージの場合手首並みに脱着が楽。 しかし厳冬期などウェアの重ね着時には一番手間が大きい。 |
製品ラインナップ | 手首測定式、胸部測定式と比較すると商品ラインナップが少ない。 価格は4,500円〜11,000円程度。 |
簡単にまとめると
- 測定精度に関しては手首式と胸部式の中間
- 脱着の手間は夏はNo.1。冬はワースト1
- 製品ラインナップは少ないけど、価格は手を出しやすい。
中でも注目すべきは脱着の手間。
半袖ジャージの場合は袖を少しめくりあげ、そこへバンドを使って上腕へ心拍計を巻き付けるだけです。
装着時だけでなく電池切れや接触不良などトラブルが起きて外す時も、同じように簡単に外せます。
ただこれが冬になり、長袖になり重ね着するようになると、タイトなサイクルウェアの袖をまくり上げるのが難しくなってしまいます。
そのため脱着の手間を考えると、夏は文句なくオススメできます!冬はちょっと…
また測定精度に関して、測定方法は手首測定式と同じですが、手首測定式よりも走行時の振動など外的影響を受けにくいので、胸部測定式に若干劣るものの十分信頼できます。
価格についても手を出しやすい価格帯となっているものの、新しい分野であるからか製品ラインナップが少ないのが唯一の難点と言えます。
さてこちらもその特徴からオススメできる人、できない人をまとめます。
測定部位ごとオススメ心拍計
ここから部位ごとにオススメの心拍計を紹介します。
まずは結論。測定部位ごとのオススメ一覧がコチラ
- 手首測定式 ⇨ GARMIN Venu Sq 2 Music
- 胸部測定式 ⇨ BRYTON スマートハートレートセンサー
- 上腕・前腕測定式 ⇨ CATEYE OHRー31
それではオススメ心拍計を個別に紹介していきます。
手首式オススメ GARMIN Venu Sq 2 Music
まずは私も使っているGARMIN製品からピックアップ。
心拍計というよりもスマートウォッチとしての各種機能の1つとして心拍計があるイメージで、導入はサイクリング以外の生活の質が爆上がりします。
心拍計としての使用は、サイクルコンピューターとの接続の安定性、バッテリーの保ちについて不満は全くありません。
唯一、測定精度について急激な心拍の上昇に追いついていない時があると感じる程度。
GARMINのスマートウォッチの測定ラグが許容できなければ、そもそも手首測定式は向かないとさえ言えます。
この他唯一の難点は、ラインナップの多くで心拍伝送モードの対応がANT+のみという点。
ただAppleTVを使ってZWIFTをしているとかではなければ、大体どのモデルを選んでも問題ありません。
ただ今後導入する可能性がある場合、GARMINスマートウォッチの購入を検討する際には、数は少ないですがANT+とBLE両方の規格に対応しているものものがオススメです。
現行のラインナップでのオススメは見出しの通りVenu Sq 2 Music
GAMINスマートウォッチで数少ないANT+とBLEの両方の規格に対応したモデル。
スマートウォッチとして至れり尽くせり様々な機能が満載なモデル。
心拍数以外にも血中酸素トラッキングやストレスレベル、GARMINの独自機能であるBodyBatteryといった指標でサイクリング中以外でも万全の体調管理に死角がありません。
胸部式オススメ BRYTON スマートハートレートセンサー
次にオススメするのは胸部測定式心拍計のオススメ
BRYTON スマートハートレートセンサー
そのオススメポイントは電池と操作性です。
前者、電池の保ちは仕様上で一日1時間使用で24か月とのこと。
1か月30日として単純計算で720時間という桁違いな数字が出るので、電池切れの心配はそうそうなさそうです。
しかももし万が一電池切れになってしまっても、ボタン電池の交換ですぐ再使用が可能になります。
継続使用によるコスト面を考えると、ボタン電池の使用はデメリットと言えなくもないですが、使用時間の長さからそこまで大きなデメリットとは言えません。
また後者のベルトを付けたまま心拍計を取り外せる点、電池もコインを使って簡単に交換できるなど、操作性が優れる点も見逃せません。
そんなの普通と思われるかもですが、
ベルトと一体型となっているもの
電池交換時に精密ドライバーが必要なもの
などなど操作性がイマイチなものもあるためです。
もちろんANT+とBLEの両方の通信規格に対応しており、必要条件は十分に満たしています。
そしてこのスマートハートレートセンサーはAIRFITにも対応しています。
そのため更なる快適性を求めるのであれば、AIRFITを使用して胸バンドの煩わしさから卒業してみてはいかがでしょう?
ブライトン スマートハートレートセンサー~ワイズロード商品ページ~上腕式オススメ CATEYE OHRー31
最後に紹介するのは上腕測定式の心拍計。
ここでオススメするのはCATEYEさんのOHR-31光学式心拍センサー
CATEYEさんというとフロントライトやリアライトといったライト関連で有名なメーカーですが、サイクルコンピューターや心拍計も出しています。
中でもこのモデルはCATEYE初の上腕・前腕測定式心拍計です。
ただCATEYEさんはこれまでサイクルコンピュータ付属の心拍計を作っており、心拍計に関するノウハウは十分にあるため製品的な心配は無用です。
さらにオススメするポイントは価格と性能のバランスが取れている点です。
上腕・前腕測定式の心拍計で競合と比較してみると
メーカー | 商品名 | 使用時間 | 価格 |
iGSSPORT | HR60 | 20時間 | ¥5,500 |
CATEYE | OHRー31 | 24時間 | ¥8,250 |
WAHOO | TICKER FIT | 30時間 | ¥10,890 |
価格と使用時間を羅列しただけですが、紹介したOHRー31は使用時間、価格ともにちょうど中間に位置し、コスパに優れたモデルと言えます。
また通信規格の対応について、ANT+、BLEの両方に対応している点も見逃せません。
サイクリングでサイクルコンピュータと普通に連携する使い方だけでなく、今の私のようにAppleTVを使ってZWIFTするのにも使用できます。
もしこの仕様からもう少し使用時間が長い方が良ければWAHOOのTICKER FITが候補として有力になりますし、よりコストを抑えたいのならiGSSPORTのHR60が有力となるでしょう。
しばらく店舗限定でしか販売されていませんでしたが、いつの間にかワイズロードさんなどで取り扱いが開始されています。
キャットアイ心拍計 OHR-31 ~ワイズロード商品ページ~ Wahoo TickerFit ~ワイズロード商品ページ~まとめ
それでは最後におさらいです!
サイクリング中に心拍数を着けて心拍数が分かると、たくさんのことが分かります。
- ロングライド中のペース配分に活用可能!
今のペースが自分にとって楽なのかキツいのか目安になる
心拍数から正確な消費カロリーが分かり、計画的に補給をとれる。 - サイクリングの目的に応じた負荷で走れる。
例えば…ダイエットのため、脂肪を燃焼しやすい心拍数を狙って走る
持久力アップのトレーニングに適した心拍数を狙って走る
などなど自分の伸ばしたい場所を選んでトレーニングできる
そのためサイクリング中のハンガーノックやスタミナ切れを防ぐために心拍計は必須です。
そんな心拍計は、手首、腕、胸といった場所で心拍数を測定しますが、部位ごとで大きく特徴が異なります。
特徴 | |
胸部測定タイプ | 測定器をバンドで胸に密着させる最もメジャーな測定場所。 心臓の電気信号を読み取るので正確性はダントツ。 バンドで胸を締め付けられる圧迫感が気になる人も。 |
上腕・前腕測定タイプ | 上腕もしくは前腕にバンドで巻き付けて測定する。 動脈の収縮を検知するが、手首測定式より外部影響を受けない センサーの装着による違和感は少ない。 |
手首測定タイプ | 腕時計のように手首に巻き付けて測定する。 動脈の収縮を検知するが、測定精度がイマイチとのレビュー多 脱着が最も手軽に行える。 |
このようにそれぞれ一長一短があるため、自分のロードバイクの乗り方に合わせた心拍計を選ぶ必要があります。
- 主にクリテリウムなどレースのためロードバイクに乗ってる人
⇒測定精度を最優先して胸部測定式心拍計を選択 - 長距離のまったりサイクリングを主にロードバイクに乗ってる人
⇒スマートウォッチとしての普段使いも考えて手首測定式心拍計を選択 - ダイエット、トレーニングとか幅広く心拍計を使いたいけど、胸の締め付けが嫌
⇒ある程度の測定精度がありつつ、胸に付けない上腕・前腕測定式心拍計を選択
そんな各心拍計のオススメがこちら。
当ブログではこんな感じで、ロングライドを楽しく快適に走れるノウハウ、アイテムを紹介しています!
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