ロードバイクの中でカスタムできるパーツは数多あるも、より速く走りたい!と思った時、効果が高いカスタムパーツはタイヤ、ホイールといった足回りでしょう。
特に完成車に付属している前後で2kgある重い鉄下駄ホイールなんかは、頑丈さくらいしか取り柄がありませんから。
とはいえディスクブレーキモデルのカーボンホイールって
最近やたら高い気がするのは気のせいでしょうか?
シマノやカンパニョーロ、フルクラムといったロードバイク界の有名メーカーでは、カーボンホイールといえば廉価版で十万中盤から後半、ハイエンドなぞ20万円を軽く超えます。
とてもじゃないが
そんな高いもの買えるかー!!
こんな風に思ってるパパローディーもいるでしょう。
カーボンフレームのロードバイクを購入しただけでも小遣い的にも妻からのプレッシャー的にもキツイのに、さらに20〜30万のホイールが欲しいなんて言ったら・・・
我が家ならば間違いなくぶっ飛ばされます。
ただそんな我々小遣いローディーでも優しい、破格のコスパでホイールをゲットできる存在をご存知でしょうか?
その名も中華カーボンホイールです!
中華カーボンと聞いてブラウザを閉じようとしたそこのあなた。ちょっとお待ちください!
この単語に拒否感を持つ人がイメージする中華カーボンは、某有名メーカー製のものではないのに某有名メーカーのロゴが入ったいわゆる偽カーボンパーツを思い浮かべてないですか!?
もちろんそんな粗悪品は当ブログでは紹介しません!!
というのも当ブログで紹介するのは、某有名メーカーのOEM生産の受注によってカーボンパーツの製造、設計ノウハウを培い、ついに自社ブランドを立ち上げるに至った中国の新興メーカーです!
その中でも今回は最近YouTubeなどでよく見るメーカー
ELITEWHEELSのホイールについて解説します!
というわけでこの記事では、カーボンホイールの購入をマジで検討している私が、性能とコスパのバランスを見極めたELITEWHEELSのホームページを隅々まで何度も確認してまとめたものです。
記事内ではELITEWHEELSについての批評と製品ラインナップ、
そしてオススメホイールの紹介をしています。
ELITEWHEELSというメーカーについて詳しくは後述しますが、個人的にはコスパを考えてカーボンホイールを購入するなら、必ず選択肢に入れるべきメーカーです!
特に完成車付属の鉄下駄ホイールをまだ履いている人や、コスパの高いカーボンホイールを探している人は、ズバリこの記事を読んでください!!
まずそもそもELITEWHEELSって何者!?
まずはそもそもELITEWHEELSって何者!?ってところを解説します。
よく中華ホイールって怪しい!って印象が付いてますが
ここでそんな印象が払拭できればと思います!
というわけでそもそもELITEWHEELSは2013年に創業したとても新しいメーカーです。
製品ラインナップは主に自転車用カーボンホイール。ロードバイク用だけでなく、グラベル、MTBにトライアスロン用までラインナップされています。
一応アクセサリーというカテゴリでタイヤやカーボンホイール用のリムブレーキパッド、TPUチューブといった商品もわずかですがラインナップされています。
とはいえ見ての通り価格がドル表示。
円安の今ちょっとお得とは言い難い価格になっちゃってます。
ただし期間限定セールによる価格改定や、為替が円高傾向になった頃にチェックしたいところです。
さてホイールの方へ話を戻しますが、ELITEWHEELSも他社のOEMによってカーボンホイールの設計、製造のノウハウを培いついに自社ブランドを立ち上げたメーカーです。
比較するには規模が違い過ぎますが、要はGIANTやMERIDAといった今やワールドツアーチームに機材供給しているメーカーと元は同じ。
この製造メーカーがちゃんと法人化しているメーカーで、且つそのメーカーにちゃんとしたカーボンパーツの製造ノウハウがある点が怪しい格安中華パーツと一線を画す点なんですね。
まともな中華パーツと怪しい中華パーツの特徴を列挙しました。
ここで出した怪しい方の特徴全てに該当する場合の商品は安物買いの銭失いになりかねないので、手を出すべきではないでしょう。
さて話をELITEWHEELSに戻しますが、そんなELITEWHEELSで私がすごいと思うのが、使用されているカーボンです。
私が個人的にまともな中華カーボンホイールメーカーと思っているメーカーで主に使われているカーボンは、日本の東レ製のT700やT800というグレードを使用しています。
そこのところELITEWHEELSの使用するカーボンは
東レのT800とT1000というグレードを使ってます!
東レのT1000カーボンというと、ピナレロやGUSTOなど様々なメーカーでフレームに使用されている高級カーボンで、ホイールに使われるのは稀な印象です。
このカーボンの使用によって、高剛性と軽量を両立しているとのことです。
ただそのためか他社と比較すると、ちょっとだけ価格がお高めなのは致し方ないところでしょう。
ただ他社より若干お高めとは言っても
我ら小遣いローディーにも十分手の届く範囲なのが嬉しいところ。
また過去は他社のOEMによって、設計、製造ノウハウを培いましたが、現在では製品供給しているUCIプロチームからのフィードバックによって製品はブラッシュアップされています。
日本人に馴染みのあるところだと
ヴィクトワール広島にホイールを供給しています。
また宣伝、広報にも意欲的、時代に合わせてかX(旧Twitter)やYouTubeへの動画投稿、YouTuberへの製品提供などを積極的に行っています。
ユーザー視点では第3者の客観的なレビューは商品購入に大きく影響を受けるので、あるととてもありがたいです。
ELITEWHEELSさんのここが気になるところ
価格がドル表記。関税とかも?結局総額いくらなん!?
ELITEWHEELSさんのHPで商品ラインナップやらいろいろ見る中で、気になったのが価格がドル表記だったり、海外通販あるある分かりにくい関税などの税金です。
前者はともかく後者についてはホームページ内で記載があり、ELITEWHEELSさんのホイールを購入する際、送料は価格に含まれている一方で、日本国内で購入する場合には関税や消費税などの税金がかかるとのこと。
Elitewheels は現在、特定の国への税込配送方法を提供しています (質問 7 を参照)。これらの国のお客様は、注文時に税込配送方法を選択した場合、配達時に関税や輸入税を支払う必要はありません。
記載されている国以外のお客様は、発生する可能性のある通関手続き、関税、税金、手数料の責任を負います。ただし、当社は出荷プロセス中にさまざまな解決策を通じてこれらの料金を最小限に抑えるよう全力を尽くします。
税関で問題が発生し、サポートが必要な場合は、お気軽にカスタマー サービスまでお問い合わせください。
引用 ELITEWHEELS よくある質問 https://jp.elite-wheels.com/faq/
で?その関税等っていくらなん!?
あとそれ、いつ支払うんですか!?
ここが分からないと総コストが分からず購入に二の足を踏みますね。
というわけでELITEWHEELSさんに直接聞いてみました!!!
日本なら免税コース使用しているので関税かかりません。
もし支払う必要になる場合は弊社に言ってください。
心配して損した!!!!
ただ懸念の前者、ドル表記による価格が分かりにくい点はまだ残ります。
為替は正直日々乱高下してますし、そもそも我々日本人、普段買い物する時為替なんて全く気にしてません。
そのためこのドル表記されている商品を買う時、どの時点の為替レートが採用されて商品の価格が決まるのか?がはっきりしていないと、結局総額がはっきり分かりませんよね。
というわけでELITEWHEELSさんに直接聞いてみました!!!
(2回目)
為替レートが決まるタイミングは支払い方法によって決まるので、
支払うPayPalとかクレカ会社に聞いてください!
とはいえELILTEWHEELさんもこの点はユーザーに優しくないという問題意識を持っているらしく、日本向けの専門ページを作るとのこと。
日本円での表示に対応したページが出来れば、
懸念もなくなり安心して買い物できますね。
ELITEWHEELS ロードバイク用ホイールのラインナップ紹介
ではここからELITEWHEELSさんのホイールラインナップについて解説します!
ELITEWHEELSさんにはロードバイク用以外にもMTB用、グラベルロード用、トライアスロン用と多くの種類がありますが、ここではロードバイク用に絞って紹介します。
というわけでまずは結論!
- エントリーモデル Marvel
- ELITEWHEELSといえばコレ! DRIVE
- 特徴的なリムはインパクト大 DRIVE HERIX
それぞれのモデルでリムハイトを3〜4種類から選択できるので、自分の予算や用途に合わせたモデルを選べるのは嬉しいところ。
ではより個別詳細に各モデルを解説していきます!
コスパ最上級 Marvel
まず紹介するのはELITEWHEELSのエントリーモデルのMarvel。0
エントリーモデルの特徴といえばやっぱり価格ですよね!
ドル表記で分かりにくいですが、1ドル150円の計算で599ドル⇨89,850円 619ドル⇨92,850円です。
カーボンホイールなのに10万円を切るのは衝撃です!
同じような中華カーボンホイールメーカーのエントリーグレードと比較してみましょう。
ICAN ALPHA50DISC PRO | ELITEWHEEL Marvel 50D Disc Brake | ELVIS BIKE オロメ ヴァラール BH56D | |
リムハイト | 50mm | 50mm | 56mm |
重量 | 1597g±20g | 1692g±30g | 1745g±15g |
価格 | ¥76,800 | ¥89,850 | ¥97,290 |
最安値はICANに譲るものの、十分安価と言えるレベル。
こう見るとそんな安く見えないかもしれませんが、アルミの優等生としてお馴染みZONDAでさえ10万円を超えるご時世、カーボンリムで10万円切るのは破格です。
ZONDAさん立場ないやんけorz
というわけでMarvelグレードの主要スペックがこちら。
リムブレーキ用 Marvel V | ディスクブレーキ用 Marvel D | |
カーボン素材 | 東レT700&T800 | 東レT700&T800 |
ブレーキ タイプ | リムブレーキ | ディスクブレーキ |
リムハイト | 38•50•60•82mm | 38•50•60•82mm |
ハブ | 自社製品 4つ爪式 セラミックベアリング使用 | 自社製品 4つ爪式 セラミックベアリング使用 |
スポーク | Pillar社製 スチールスポーク SA1423 | Pillar社製 スチールスポーク SA1423 |
リム幅 (内側) | 17mm | 17mm |
重量 | 1604〜1946g ±30g | 1533〜1873g ±30g |
価格 | 599ドル〜619ドル ※1ドル150円で ¥89,850〜¥92850 | 599ドル〜619ドル ※1ドル150円で ¥89,850〜¥92850 |
ぶっちゃけスペックだけ見ると
あまり物欲は刺激されないですねorz
そう思う理由はいくつかありますが、簡単にまとめると
- リムに使用するカーボンのグレードがワンランク下がる。
- スポークのグレードが低い。せめて標準でSAPIM CX–RAYを。
- リムの内幅17mmと最近のトレンドからすると狭め。
- カーボンホイールにしてはちょっと重い。
一方で他のホイールと一線を画すそのデザインと、9万円を切るそのコスパ、そしてリムハイト82mmがラインナップされてるのは唯一無二。
またこのMavelグレード。使い勝手がどうかというレビューの情報が多グレードに比べて少ないのが気になるところ。
逆に言えば他人とほぼ被らないのは趣味性高いと言えますね。
というわけで、その点を重視する層には刺さるホイールと言えますが、そうでなければ次で解説するDRIVEグレードか、他メーカーのエントリーグレードが検討対象になりますね。
ELITEWHEELSといえばこれ! DRIVE
次に解説するのが、ELITEWHEELSで最も知られているDRIVEグレードです。
ELITEWHEELSの主力商品と言っても過言ではないでしょう。
製品として登場した当初、多くのYouTuberへ製品提供してレビュー動画が出ることでその知名度を一気に上げた、ELITEWHEELSさんの力の入れっぷりが違います。
というわけで早速スペックです。
リムブレーキ用 DRIVE V | ディスクブレーキ用 DRIVE D | |
カーボン素材 | 東レ T1000&T800カーボン | 東レ T1000&T800カーボン |
ブレーキ タイプ | リムブレーキ | ディスクブレーキ |
リムハイト | 40•45•50•65mm | 40•45•50•65mm |
ハブ | 自社製品 4つ爪式 セラミックベアリング使用 | 自社製品 4つ爪式 セラミックベアリング使用 |
スポーク | 自社製 カーボンスポーク | 自社製 カーボンスポーク |
リム幅 (内側) | 21mm | 21mm |
重量 | 1255〜1500g ±30g | 1260〜1460g ±30g |
価格 | 1,169ドル ※1ドル150円で ¥175,350 | 1,189ドル ※1ドル150円で ¥178,350 |
このスペックの中で特に嬉しいのが、使っているハイエンドレベルのカーボン素材と用途に合わせて選べる幅広いリムハイトです。
前者に至っては、その使用しているカーボン素材とその使い方であるレイアップについての解説用で別で1ページ作ってるくらい、ELITEWHEELSさんは気合を入れています。0
この東レのT1000、T800という素材とELITEWHEELSさんの製造技術によって、1200g台の重量、プロ選手が使うに相応しい剛性といった性能を実現しています。
こう考えると17万円台という金額も
高いとは言えない気がしてきますね。
また後者については自分の主用途に合わせたものを選べるだけのラインナップが嬉しいところ。
具体的には
- ヒルクライム特化なら軽量なリムハイト40mm
- 平坦路の巡行性能を重視するならリムハイト50mmや65mm
- 軽さ、空気抵抗の両方のバランスを考えるならリムハイト45mm
このように自分に合ったものを選べるだけでなく、前述した4種類のリムハイトのほか、前後でリムハイトが異なる形での購入も可能なのが嬉しいところ。
また特に嬉しいと挙げたもの以外でも、カーボンスポークへのこだわりやハブやその内部のセラミックベアリングへのこだわりが解説されているのも、物欲を刺激されます。
そんな中で唯一気になるのがハブですね。
というのも前述の通りハブは売りの1つではありますが、ハブの内部、フリーボディーがよくある4つの爪が噛み合ってホイールを回すという構造な点です。
この構造も悪くはないんですが、残念ながら古い構造という感じが否めません。
最近出たホイールの多くではこの構造でなく、スイスのDTSWISS社開発のスターラチェット式のフリーボディが採用されてます。
スターラチェット式のフリーボディはDRIVEで使われている爪が噛み合う構造とを比べると、力の伝導効率やメンテナンス性に優れるという特徴があります。
最近開発元のDTSWISS社がもつ特許が切れたために、多くのメーカーで同型のフリーボディを搭載したモデルが発表されています。
ELITEWHEELSでも新型DRIVE HERIXの下位グレードのSSでも
スターラチェット型のハブが採用されています!
今後もマイナーチェンジやオプションでスターラチェット型のハブが選べるようになったりすると個人的に嬉しいです。
そんなELITEWHEELSさんのDRIVE。気になった方は公式ホームページを要チェックです!
ELITEWHEELSのハイエンド!? DRIVE HERIX
そして最後に紹介するのが、ELITEWHEELSのハイエンドで2024年3月に発表されたばかりのDRIVE HERIXを解説します。
その特徴は唯一無二、波打ったリムの形状です!
他にないそのリム形状により、メーカー曰く空力性能、軽量性、横方向の剛性、強度に加えてさらに横風耐性も備えているとのこと。
機能性に優れるのも嬉しいところですが、
所有欲を満たすカッコイイ見た目が個人的にはツボです!
そんなDRIVE HERIXの製品ラインナップですが、ディスクブレーキモデルのみで2種ラインナップされています。
- カーボンスポーク&独自の新機構搭載のハブを使用したCS
- スチールスポーク&スターラチェット式のハブを使用したSS
というわけで主要スペックを見ていきましょう!
DRIVE HERIX CS | DRIVE HERIX SS | |
カーボン素材 | 東レ T1000&T800カーボン | 東レ T1000&T800カーボン |
ブレーキ タイプ | ディスクブレーキ | ディスクブレーキ |
リムハイト | 46D F:39-43mm R:42-46mm 57D F:47-52mm R:52-57mm 68D F:55-61mm R:62-68mm | 46D F:39-43mm R:42-46mm 57D F:47-52mm R:52-57mm 68D F:55-61mm R:62-68mm |
ハブ | 自社製品 ヘリカルデュアル ラチェットシステム or スターラチェット式 | 自社製品 スターラチェット式 |
スポーク | 自社製 カーボンスポーク 幅5.2mmスポーク | SAPIM社製 スチールスポーク CXーRAY |
リム幅 (内側) | 21mm | 21mm |
重量 | 1335〜1495g±30g or 1285g〜1445g±30g | 1345〜1490g±30g |
価格 | 1499〜1599ドル ※1ドル150円で ¥224,850〜¥239,850 | 1,189ドル ※1ドル150円で ¥178,350 |
CSの方で値段に幅があるのは、ハブの種類によって価格が変わるため。その1つがELITEWHEELSさんが開発、特許を取得したヘリカルデュアルラチェットシステムです。
ただ構造やらなんやらの解説を読んだりと、私なりにいろいろ調べましたが、イマイチ理解できず。
とはいえ重要なのは乗った時にどうなのか?という点なので、
YouTuberさんのレビュー動画を参考にさせて頂きました。
動画のネタバレになりますが、この新技術搭載ハブはペダルを回す時の力の掛かり、ホイールへの力の伝導がスムーズだというレビューが多数見られます。
ただ一方でダウンヒルなど回す足を止めた時、若干抵抗がかかっているような気がしたり、ラチェット音が大きいといったネガティブなレビューもあったり。
とはいえこのネガティブな部分はフリーボディーのグリスアップで改善傾向との情報もあるので、あまり気にすることもないかもしれません。
もう一方のフリーハブは廉価版であるSSにも使われるスターラチェット型のフリーハブです。
レビューなどの情報はほぼ皆無ですが、他社もバリバリ使ってる信頼と実績があり大きな心配はないでしょう。
またCSとSSのもう1つの違いであるスポークについても解説を。
CSではスポークは自社製品のカーボンスポークが使われています。
メーカー曰く、「重量や耐久性を犠牲にすることなく、より空気力学的な新しいカーボンスポーク」とのこと。
さらに嬉しいのがメンテナンス性に優れる部分。一般的なスチールスポークと同じように交換可能で、万一スポークが破断した場合でも公式HPから購入可能となっています。
もちろんスポークの耐久性が弱いわけではありませんが、
長期間使う上でのメンテナンス性は重要です!
というわけでDRIVE HERIXグレードの解説でした。
私ならこれを買う!?独断偏見オススメランキング
そしてここからはここまで紹介したホイールの中から
今私ならこれを買います!!
というものをピックアップして紹介します。
こんな使い方をしている自分なら、このホイールがあってるかもという用途や趣味性をメインで考えての順位付けをしています。
では早速結論です。
- 第一位 DRIVE HERIX46DCS
- 第二位 DRIVE 45D
- 第三位 DRIVE HERIX57SS
では順に解説していきます!
第一位 DRIVE HERIX46DCS
ELITEWHEELSさんのホイールラインナップで最も私が欲しい!と思ったのがこのDRIVE HERIX46D CSです!
このグレードはフリーハブを2種類から選択できますが、私はスターラチェット型を選びます!
とりあえず主要スペックをおさらいです。
DRIVE HERIX CS ヘリカルデュアルラチェット | DRIVE HERIX CS スターラチェット式 | |
カーボン素材 | 東レ T1000&T800カーボン | 東レ T1000&T800カーボン |
ブレーキ タイプ | ディスクブレーキ | ディスクブレーキ |
リムハイト | 46D F:39-43mm R:42-46mm 57D F:47-52mm R:52-57mm 68D F:55-61mm R:62-68mm | 46D F:39-43mm R:42-46mm 57D F:47-52mm R:52-57mm 68D F:55-61mm R:62-68mm |
ハブ | 自社製品 ヘリカルデュアル ラチェットシステム | 自社製品 スターラチェット式 |
スポーク | 自社製 カーボンスポーク | 自社製 カーボンスポーク |
リム幅 (内側) | 21mm | 21mm |
重量 | 1335g±30g | 1285g±30g |
価格 | 1,599ドル ※1ドル150円で ¥239,850 | 1,499ドル ※1ドル150円で ¥224,850 |
このホイールの一押しポイントは他でもない
他にはない唯一無二のリム
リムに負けないインパクトのカーボンスポーク
これらの点が性能面、趣味性考えて満足度が高いです。
最早説明するのが野暮とさえ思えるこのリムの形状。この波打ちで空力性能、軽量性、横方向の剛性、強度に加えて横風耐性までもを高いレベルで備えています。
その理由の一つが他の中華カーボンホイールメーカーと一線を画す、東レのT1000とT800というハイエンドのカーボン素材を使用しているという点です。
それに加えてこの見た目。
この唯一無二の見た目は所有欲を大いに満たしてくれます!
ただこの見た目はリムのみによって実現したものではなく、空気を切り裂くと言わんばかりの幅広のカーボンスポークも忘れてはなりません。
見た目がエモくなるのは言うまでもありませんが、重量が3本あたり約5.2グラム、1本あたり1.4gという軽量化、空気力学的にも優れるというのは性能的にも嬉しいところ。
そして2つある選択肢のあるハブの選択。ここで私が選ぶのはあえてのスターラチェット型。
個人的にはスターラチェット型が新型に劣るとは考えておらず、
軽量化とコストカットも考えてのチョイスです!
とはいえさすがはハイエンドホイール。定価1,499ドル、日本円で約225,000円という価格は軽々しくは手が出ませんorz
とはいえ少しでもお安く買いたい!そんな場合は
期間限定セールや円高の時が狙い目です!!
期間限定セールなど何もしていない時でも、ブログやYouTubeで製品を紹介している方から10%オフなどのクーポンコードが出ています。
しかし期間限定セールではそのクーポンコードを超える割引がされているので、SNSなどでセール情報がある場合には、セールまで購入を待つのもアリかもしれません。
また何度も出ていますが、ELITEWHEELSさんの価格表記が米ドル表記されているので、為替の影響も無視できません。
このグレードの1,499ドルで為替が1円動くと
1,499円と地味にですが価格が変わってしまいます。
実際に直近1年で最も円安となった時で1ドル161円、最も円高となった時で1ドル140円と20円も不規則に動いています。
とはいえ為替がどうなるかという正しい予測なんて誰にもできないので、気にし過ぎるといつまで経っても買えなくなりますし、影響も限定的なので気にし過ぎる必要はないかもしれません。
とりあえずニュースとかで
歴史的円安とか言ってたら、購入をちょっと待つ。
歴史的円高とか言ってたら購入チャンス!
こんな温度感がちょうどいいかもしれませんね。
というわけで私が欲しいELITEWHEELSのホイール第一位のDRIVE HERIX46D CSの紹介でした。
第二位 DRIVE 45D
ランキング第二位はDRIVE45Dです!0
ELITEWHEELSの主力グレードであるDRIVEシリーズの中から、リムハイトが45ミリのものが第二位です!
早速主要スペックを見ていきましょう!
DRIVE45D | |
カーボン素材 | 東レ T1000&T800カーボン |
ブレーキタイプ | ディスクブレーキ |
リムハイト | 45mm |
ハブ | 自社製品 4つ爪式 セラミックベアリング使用 |
スポーク | 自社製 カーボンスポーク |
リム幅(内側) | 21mm |
重量 | 1280g±30g? |
価格 | 1,189ドル ※1ドル150円で ¥178,350 |
このリムハイトを選択した理由は、単に私がロングライドでさまざまなシチュエーションのルートを走ると考えるのを基準にしたためです。
- リムハイト40mmだと重量は申し分ないが平坦巡行に劣る。
- リムハイト50mmだと平坦巡行は楽しいけど、登りがちょい辛い。
こんな風に考えたために、間をとって45mmのリムハイトを選びました。
ただバランスをとったと言えば聞こえはいいですが、逆にどっちつかずとも言えなくもない。
そのため、ロングライド派の方でも、登りを少しでも楽にするため重量面に特化した軽量40mmリムハイトの40Dを選択するのもありです。
またリムハイト50mmの50Dの重量は1300g。十分軽量なので平坦巡行性能をが加えたいから50Dを選択するのもありです。
それこそ前後異なるリムハイトも選択できるので、
前側40mm、後側50mmとの選択もアリです!
そんなリムハイト45mmの45D、実は通常ラインナップには入ってません。
このリムハイト45mmの45Dは、前後でリムハイトを変える場合のドライブミックスデプスディスクブレーキから選ぶことができます。
ちなみに45Dも前後リムハイト違いでも
価格が全て一緒なのは嬉しいところ。
というわけで第二位のDRIVE45Dの紹介でした!
第三位 DRIVE HERIX57SS
そして最後に紹介するのが、第三位DRIVE HERIX57SSです!
このモデルは第一位で紹介したモデルの廉価版です。
というわけでまずは主要スペックです。
DRIVE HERIX 57D | |
カーボン素材 | 東レ T1000&T800カーボン |
ブレーキタイプ | ディスクブレーキ |
リムハイト | F:47-52mm R:52-57mm |
ハブ | 自社製品Surfaceハブ スターラチェット型 セラミックベアリング使用 |
スポーク | SAPIM社製 スチールスポーク CX–RAY |
リム幅(内側) | 21mm |
重量 | 1420g±30g |
価格 | 1,189ドル ※1ドル150円で ¥178,350 |
廉価版ということで、リムは共通なもののスポークとフリーハブがグレードを落としたものとなっています。
とはいえこの唯一無二のリムのホイールを
18万円を切る価格で買えるのは大きなメリットです!
しかもグレードダウンしたパーツも、正直性能的には全然問題ないです。
スポークは多くのホイールで使用されているSAPIM社製のスチールスポーク、CXーRAY。
ハブは自社製品のSurfaceハブ。このための新製品というわけではなく、過去MTBやTTホイールで使用されている実績あるハブです。
しかもフリーハブが最近流行りのスターラチェット型。正直ここは嬉しいポイント。
ただスポークがスチールになったことで、見た目の迫力が若干劣るのが気になります。
というわけで
リムハイトを1つ高いものにして見た目を補強(笑)
それでも1500gを切り、軽量ホイールとは言えないものの、重いホイールではないので性能的には十分だと思っています。
このランキングは趣味性はもちろんですがロングライドのために重量とリムハイトのバランスを考えるホイールを選んでいます。
その点で言うと第一位のDRIVE HERIX46DCSはヒルクライムに焦点を置いて選んだのに対して、この第三位DRIVE HERIX57D SSは平坦での巡行性能に焦点を置いて選びました。
唯一スポークがスチールスポークになることで、見た目の迫力がカーボンスポークモデルより劣るのだけが趣味性を考えると難点かと思います。
この難点とコストとどちらを選ぶかは個人の価値観が大きいところかと。
というわけで第三位のDRIVE HERIX57D SSの解説でした。
まとめ
以上中華カーボンホイールメーカーELITEWHEELSさんとそのホイールについての解説でした。
中華カーボンホイールメーカーというだけで、性能、強度的に不安視される点がもったいないと思ってまとめてみました。
今回まとめたELITEWHEELSさんは、公式ホームページや公式Xが随時更新され、YouTuberさんへの製品提供などの広報活動が盛んに取り組まれています。
そのおかげか、中華カーボンホイールメーカーの中ではかなりメジャーという位置付けのメーカーと言える立ち位置のメーカーです。
ただ製品レビューの情報が多い割に、
ELITEWHEELSさんというメーカーについての情報
カーボンホイールの製品ラインナップについて
この辺の情報が知られていないと感じ今回まとめました。
ロードバイクに乗り続ける上で、カーボンホイールがもたらす重量の軽さ、高いリムハイトがもたらす平坦巡行性能の高さは、体感しないと勿体無いです。
そんなカーボンホイールを破格のコスパでゲットできる中華カーボンホイール。
その中でも品質に定評のあるELITEWHEELSの解説記事でした。
ここまでお付き合いありがとうございました!
このブログでは不定期にですが、ロードバイクでのロングライドを快適に楽しむノウハウやアイテムについて発信していきます!
このブログがあなたのサイクリングライフをより楽しくできますように!
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